初期トレーラーの解説!
現行FF14の前にサービスされていたバージョン1.0「旧FF14」のトレーラーと、パッチ2.0「新生エオルゼア」のトレーラーの解説です。
通称オープニングムービーと言われているものを、初心者の方用にネタバレなしで解説します!
世界情勢
まずは世界情勢の簡単な解説です。
北州の国家「ガレマール帝国」は西州エオルゼア圏の領土を奪おうと、長きに渡り、軍を派遣してエオルゼアへ侵攻していました。
国境の近くにあった、エオルゼア六大都市の一角「アラミゴ」は制圧されてしまいます。
エオルゼア同盟軍の「リムサ・ロミンサ」「グリダニア」「ウルダハ」が、ガレマール帝国の侵攻に抵抗しているという構図になっています。
一方、エオルゼアに植民都市を築いていた「シャーレアン」は北洋の本国へ撤収し、「イシュガルド」はドラゴン族との戦いにおいて戦力確保のためエオルゼア都市軍事同盟を離脱してしまいます。
近年の簡易年表
北州、東州をほぼ手中に収めたガレマール帝国がエオルゼア方面へ侵攻を始めたのが24年前のことです。
20年前には、ガレマール帝国XIV軍団の軍団長ガイウスの計略によりアラミゴが陥落しました。
15年前、第XIV軍団の飛空戦艦「アグリウス」がモードゥナ地方へ向けて進軍します。
そこへモードゥナにある銀泪湖の守り神、幻龍「ミドガルズオルム」が迎撃し、相打ちなり銀泪湖へ墜落しました。
同年、シャーレアンは5年前から計画されていた北洋の本国への「大撤収」を実行します。
14年前、当面の危機は去ったという名目でイシュガルドがエオルゼア都市軍事同盟を離脱しますが、ドラゴン族との戦いに戦力を割きたいというのが本音です。
一時期、凪の時代ともいわれる平穏な時代がエオルゼアに訪れますが、5年前、旧FF14の時代に、第七霊災に繋がる「メテオ計劃」が始動しました。
霊災というのはエオルゼアを中心に起こる、文明を滅ぼすほどの災厄を指します。
Version 1.0 トレーラー
旧FF14のサービス開始時、唯一の戦闘コンテンツであった「ギルドリーヴ」の世界観の説明と、第六星暦1562年の「銀泪湖上空戦」が収められたトレーラーです。
YouTubeでは『FINAL FANTASY XIV (Version 1.0) Trailer』で見ることができます。
※このトレーラーや2.0のトレーラーでは、現行版のストーリーで登場するキャラクターとそっくりの人物が多数出演しています。
設定的に同一人物とは考えにくく、昔のトレーラーのオマージュとして、似たキャラクターを現行のストーリーに登場させていると考えるほうが自然です。
過去のPLLでトレーラーを解説した吉田Pの解釈でも、別人と考えているようです。
ですので、あのキャラクターが昔のトレーラーに出演していた、というわけではないのでご注意ください。
とある街
トレーラー用の作られた架空の街で、トレーラーの主人公――ミッドランダーと部族名で呼ばれることになる男が、冒険者ギルドでギルドリーヴを受注しています。
ちなみにこの主人公の光の戦士は、ユーザー間ではFF14開発者の元アシスタントディレクターの方にちなんで「ひろし」という愛称で呼ばれています。
このシーンはギルドリーヴを受注するには「十二神の守護聖人」が描かれた「リーヴプレート」を貰ってくるという世界観を表現しています。
仲間の元に戻り、いくつかの候補の中から受注するギルドリーヴを選んでいます。
どうやら「英断:聖アレーヌの畑」が描かれたリーヴプレートに興味があるようです。
リーヴプレートを見ていると、光の戦士に与えられた特殊能力「超える力」が発動してしまいました。
モードゥナ
超える力の能力「過去視」により、モードゥナでの出来事を追体験することになります。
モードゥナの湿原に現れたモルボルとの戦闘――仲間たちと協力して戦います。
なんとかモルボルを倒し一安心というところです。
しかし、モルボルはまだ生きていて、主人公を捕まえます。
そこへガレマール帝国の飛行型魔導アーマー「魔導ジャガーノート」が近づいてきました。
偶然か必然か、助けられたのか攫われたのか、主人公を乗せていってしまいました。
銀泪湖上空戦
運ばれた先、銀泪湖の上空で目覚めた主人公は、ガレマール帝国の「アグリウス級超大型飛空戦艦」とドラゴン族との戦いを目にします。
その戦いへ銀泪湖の守護者でありドラゴン族の父祖、幻龍「ミドガルズオルム」が応戦します。
戦いの結果は相打ちとなり、両者とも銀泪湖へ墜落することになりました。
この後、主人公は蛮神の幻覚を見つつ、もとの街で目覚めます。
とある街に帰還
主人公は元の場所で目覚めます。
ギルドリーヴは「英断:聖アレーヌの畑」選び、仲間たちと冒険へ出発していきました。
新生エオルゼア(2.0)トレーラー
このトレーラーは、旧FF14のエンディングに相当する「時代の終焉」と、その後の追加シーンの2本立てになっています。YouTubeでは『FINAL FANTASY XIV "A New Beginning"』でみることができます。
また、タイトル画面から、「MOVIE & TITLE VERSION」を選び、「A REALM REBORN DEMO & TITLE」からも見ることができます。
地上に近づく小月「ダラガブ」
月の衛星「ダラガブ」を落とし、エオルゼアを焦土と化す「メテオ計劃」。ダラガブを誘導するガレマール帝国が建設した施設「交信電波塔」を破壊し、第VII軍団の長「ネール」を倒したのにも拘らず、ダラガブの落下は止まりませんでした。
ダラガブが目前に迫ってきてるところからこのトレーラーは始まります。
カルテノーの戦い
ネールが倒されたことを受け入れていない第VII軍団の残存兵は、いまだにダラガブの落下地点であるカルテノー平原を守っていました。ダラガブの落着を阻止する作戦、シャーレアンの賢人ルイゾワが提案した秘策は「十二神」の神降ろしです。
十二神の力を借りて、ダラガブを再び天へ押し戻す作戦です。
これはダラガブの落下地点で行う必要があります。
エオルゼア同盟軍の3国は、残りの第VII軍団の兵を排除するため、最後の戦いを始めます。
これが後に伝わる「カルテノーの戦い」です。
メテオ計劃によりエオルゼアを焦土化することに反対であった第XIV軍団の長であるガイウスは、事前に敵であるエオルゼア同盟軍に情報を伝えていました。
トレーラーの主人公であるミッドランダー、通称「ひろし」と、その仲間である「ひろしパーティ」もカルテノーの戦いに参戦しています。
こうした冒険者部隊が、劣勢であったエオルゼア同盟軍を挽回させるほどの活躍を見せました。
ダラガブから楔が落ち、ついに落下直前という状況です。
バハムート出現
激戦のカルテノーの戦いを終わらせたのは、戦いの勝敗ではなく、ダラガブから出現したバハムートでした。
ダラガブの中には蛮神バハムートが封印されていたという事実がここで明らかになりました。
蛮神バハムートは戦場にフレアを放ち、敵も味方も逃げ惑い、軍勢は大混乱に陥ります。
さらに、蛮神バハムートはエオルゼア各地を焼き払い、どうすることもできずお手上げ状態です。
エオルゼア十二神の召喚
バハムートが出現したことにより、ダラガブを押し返すという作戦は失敗に終わりました。
賢人ルイゾワは次の目的をバハムートを封印することに切り替えます。
エオルゼアの民が祈りを捧げ、十二神を顕現させ、封印魔法を発動しようという作戦です。
(現暁のメンバーは本人です)
エオルゼア十二神のようなもの、実際には十二神のシンボルマークが顕現し、大規模な封印魔法が発動します。
バハムートは光の殻に覆われ、封印魔法は成功したかのように見えました。
人々の記憶はここまでです。
しかし、現実はバハムートは封印を破り、この作戦も失敗します。
ルイゾワは十二神の一柱「時神アルジク」の力を使い、光の戦士たち(ここではひろしパーティ)を5年後の世界に飛ばします。
この後、どうなったかについては、人々の記憶から失われ、詳細は明らかになっていません。
こうして、エオルゼアは第七霊災の時代へ突入していきました。
第七霊災5年後
霊災はエオルゼアの地に甚大な被害をもたらしたのにもかかわらず、その後、不可解な再生現象が起こりました。
十二神の力が奇跡を起こしたのではないかとされていますが、実際のところはわかりません。
PR用にオーディンやベヒーモスなど、FFおなじみのモンスターも出演します。
光の戦士たち(ひろしパーティ)が、霊災から5年後の世界へ飛ばされてきました。
旧FF14に作ったキャラクターは、同様に飛ばされてきたところから始まります。
こうして光の戦士は霊災5年目の世界での冒険が始まります。
OPENING MOVIE
このトレーラーを見た方は少ないのではないでしょうか。新生のトレーラーをベースにナレーション付きで説明してくれています。
タイトル画面の「MOVIE & TITLE VERSION」を選び、「OPENING MOVIE」から見ることができます。
ほとんどが新生と同じなので、冒頭の部分だけを解説します。
この世界は、惑星ハイデリンという星であり、母なるクリスタルによって、繁栄をもたらしているそうです。
世界最大の大陸「三大州」の西方に、神々に愛されし地「エオルゼア」があります。
このエオルゼアでの繁栄の時代はこの後、終焉を向かえます。
ここからは第七霊災に至るまでの説明があります。