FF14の命名規則
FF14の世界で暮らしている人々や獣人の命名規則の解説です。
現時点で分かる範囲のみ記事で取り上げています。
一部、例外的な名前もあるので全員には当てはまらない可能性があります。
エオルゼア地域
三大州の西州「エオルゼア」で暮らす人々の命名規則です。ヒューラン・ミッドランダー族
名前+苗字(共通語)
例)サンクレッド・ウォータース、リオル・フォレスト
ミッドランダー族の名前はエオルゼア共通語で表され、苗字は「職業」「居住地」「外見」に由来します。
現実世界、中世ヨーロッパのアングロ・サクソン人、ケルト人、ブリトン人の名前に似ているようです。
「サンクレッド」など普段は名前のみで表記されています。
ヒューラン・ハイランダー族
名前+苗字(共通語)
例)イダ・ヘクスト、イルベルド・フィア
ハイランダー族の名前はエオルゼア共通語で表され、苗字は戦いで得た称号や異名など「激しい」苗字を好んで使用されています。
現実世界、中世ヨーロッパのゲルマン人やノルマン人の名前に似ているようです。
「ミンフィリア」など普段は名前のみで表記されています。
ヒューラン・角尊
男性:母音?+名前?+苗字
女性:名前?+母音?+苗字
例)カヌ・エ・センナ、オ・アパ・ペシ
命名規則の詳細は不明です。
男性は「ア・ルン・センナ」、女性は「ラヤ・オ・センナ」のような形になっています。
世界的に母音は「あいうえお」以外にもたくさんあるので、2文字の母音も使用されているようです。
「カヌ・エ・センナ」など普段はフルネームで表記されています。
エレゼン・フォレスター、シェーダー族、イシュガルド系、北洋系エレゼン族他
名前+苗字(古エレゼン語)
例)ルイゾワ・ルヴァユール、エフェミ・ジフェルモン
エレゼン族の氏名は古エレゼン語(フランス語)で表されています。
男性はやや長い名前で「オワ(loix)」「オー(aux)」「モン(mont)」「ジャン(geant)」などで終わる名前が多いようです。
女性はやや短い名前で「ヌ(ne)」「エット(ette)」「エル(elle)」「イー(ie)」などで終わる名前が多いようです。
フォレスター族と犬猿の仲のシェーダー族は、フォレスター族と同じ苗字を使うことはないと言われています。
「アルフィノ」など普段は名前のみで表記されています。
ララフェル・プレーンフォーク族
男性:名前(AB)+字(CB)
女性:名前(ABB)+字(AB)
例)シャロニ・マーロニ、ウタタ・ウタ
ララフェル族が使用していた「古ララフェル語」は、現実世界の日本語のように母音が5つ(あいうえお)しかないので、独特のスペルや発音になっています。
古ララフェル語は「うた(歌、詩)」と深く結びついた言語であるため、「リズム」や「韻」、「音節」に沿った名付け方がされています。
ラストネームは苗字ではなく、「字(あざな)」のようなものとされています。
男性は「テレジ・アデレジ(AB+CB)」のように、後半の数音節で韻を踏みます。
「テレジ・アデレジ」など普段はフルネームで表記されています。
女性は「ウララ・ウラ(ABB+AB)」のようなパターンで韻を踏みます。
「ウララ」など普段は名前のみで表記されています。
ララフェル・デューンフォーク族
男性:名前(AAB)+字(CCB)
女性:名前(AAB)+字(AB)
例)ピピン・タルピン、モモディ・モディ
男性は「ロロリト・ナナリト(AAB+CCB)」のようなパターンで、後半は2音節で韻を踏みます。
「ロロリト」など普段は名前のみで表記されています。
女性は「タタル・タル(AAB+AB)」のようなパターンで韻を踏みます。
「タタル」など普段は名前のみで表記されています。
ミコッテ・サンシーカー族
女性:氏族名+名前+苗字(父親の名)
男性:氏族名+名前+ヌンorティア
例)ヤ・シュトラ・ルル、ア・アバ・ティア
サンシーカー族は26の氏族があり、それぞれエオルゼア文字を1文字ずつあてています。
各氏族は狩りに関わる動物のトーテムを大切にしています。
女性の場合は、氏族名と名前の後に、苗字として父親の名前が付きます。
「メ・ナーゴ・ラツ」は「メ族のラツの娘ナーゴ」という意味になります。
「ヤ・シュトラ」など普段は氏族名と名前で表記されています。
男性の場合は、氏族名と名前の後に、縄張りを持つ父親を意味する「ヌン」、または縄張りを持たない自由人を意味する「ティア」のどちらかが付きます。
「メ・ラツ・ヌン」は「メ族の父(族長)ラツ」という意味になります。
「グ・ラハ・ティア」など普段はフルネームで表記されています。
ミコッテ・ムーンキーパー族
女性:名前+苗字(母系)
男性:名前+順+苗字(母系)
例)ナシュ・マカラッカ、ナギ・ア・ジャッキヤ
男女とも母親から受け継いだ苗字が付きます。
男性のみ「母親にとって何番目の男児か」を表す音節が名前の後に加わります。
「シロ・アリアポー」など普段はフルネームで表記されています。
ルガディン・ゼーヴォルフ族
名前+苗字(古ルガディン語)
例)エインザル・スラフィルシン、メルウィブ・ブルーフィスウィン
ゼーヴォルフ族は古ルガディン語で名付けられています。
男性の名前は「名詞」+「形容詞や動詞」の2語の組み合わせ、女性の名前は末尾に「~スイス」「~トータ」「~ウィダ」「~ゲイム」「~ウィブ」「~レール」「~ロナ」「~ブリダ」が付く2語で名付けられます。
苗字は父親の名前に息子を表す「シン」、または娘を表す「ウィン」の組み合わせです。
「メルウィブ・ブルーフィスウィン」は「ブルーフィスの娘メルウィブ」という意味になると思います。
「メルウィブ」など普段は名前のみで表記されています。
ルガディン・ローエンガルデ族
名前+苗字(共通語)
例)ホーリー・ボルダー、ブルー・リリー
ローエンガルデ族はエオルゼア共通語で名付けられています。
男性の多くは「自然界に関わる単語」、女性の多くは「植物に関わる単語」から選ばれますが全てではありません。
「オーカー・ボルダー」など普段はフルネームで表記されています。
アルマジャ族
名前+階級
例)ハムジ・ガー、ナルジ・ボー
名前と階級の組み合わせで、おそらくアマルジャ語によって名付けられています。
「ヤドヴ・ガー」など普段はフルネームで表記されています。
イクサル族
名前(子音+誕生風)+苗字(階級)
例)セズル・トトロック、メトゥリ・カットラン
イクサル族の名前は羽化したときに吹いていた風(誕生風)で決まります。
男女それぞれ北風「ウザル / ウタリ」、南風「アゼル / アテリ」、東風「オゾル / オトリ」、西風「エズル / エトゥリ」になっています。
最初に固有名の子音が付き「L+Ozol(ロゾル)」といった名前になります。
苗字は一族が属している階級を名乗っています。
天界から使わされたとされる四姉妹の家系「天下りし者」、最初に風に乗ったとされる、騎士的階級「風乗りし者」、最初に羽ばたき大地より舞い上がったとされる労働者階級「舞い上がりしもの」の苗字が存在します。
「ヤゼル・アファタン」など普段はフルネームで表記されています。
コボルド族
所属洞穴団+苗字(族)+名前
例)ダストマン789 ボ・ズ、クラフトマン789 ボ・グ
コボルト族は「ボ・ズ(ボ族のズ)」のように短い名前になっています。
名前の最初には自分の所属する洞穴団の序列、職業、階級を表す言葉と、「第789洞穴団」などの番号が付きます。
「ピックマン789 ギ・グ」など普段は概ねフルネームで表記されています。
サハギン族
名前
例)ノォヴ、セェウ
サハギン族は苗字はなく独特の発音を持つ短い名前になっています。
シルフ族
四季咲き型:名前(~シオ)
忘れ咲き型:名前(~シア)
例)コムシオ、アミシア
シルフ族の2種類のタイプによって、それぞれの名前の末尾が変わります。
苗字にあたるものはありません。
モーグリ族
黒衣森男性:名前(K.+K.)
黒衣森女性:名前(P.+P.)
雲海:名前(モグ~)
例)クポロ・コップ、プクニ・パク、モグリン
モーグリ族に苗字にあたる部分があるかは不明です。
黒衣森のモーグリの男性は「K」のイニシャルの2語、女性は「P」のイニシャルの2語で名付けられています。
ドラヴァニア雲海のモーグリは「モグ~」のように最初にモグが付きます。
ゴブリン族
男性:名前(~ィクス)
女性:名前(~ォクス)
例)ハーフシクス、ブレイフロクス
ゴブリン族に苗字はありません。
男性は末尾に「ix」、女性は末尾に「ox」が付きます。
女性のブレイフロクスは「Brayflox」といったように、最後が「ox」になっています。
バヌバヌ族
男性:名前(~バヌ)
女性:名前(~バリ)
例)コヌバヌ、ヒヌバリ
男性は末尾に「バヌ」、女性は末尾に「バリ」が付きます。
他氏族間で名乗り合うときには「大らかなズンドのコヌバヌ」のように氏族名を付随させる場合があるようです。
氏族には「偉大なるブンド」「大らかなズンド」「鮮やかなグンド」「雄弁なるベンド」があります。
グナース族(分かたれし者たち)
名前
例)ストーリーテラー、ウマソウ
グナース族は本来は名前がありません。
ただし「分かたれし者たち」の場合、好き勝手に適当な名前を名乗っているようです。
キキルン族
名前(~ルン)
例)メメルン、ゲゲルン
キキルン族の命名規則は不明ですが、多くは「AAルン」のような法則で名付けられているようです。
アナンタ族
名前(アナンタ語)
例)アルパ、ジャナンティ
アナンタ族に苗字はありません。
個人名はアナンタ語で、美しい事物に関連した単語が用いられます。
ドラゴン族
例)ミドガルズオルム、セン・イトー上位のドラゴン族の多くは現実世界の各地の神話に登場する動物、蛇、竜、神などから引用されています。
その他のドラゴン族は、設定されているドラゴン語を用いている可能性があります。
東方地域
東方文化圏に属する人々の命名規則です。アウラ・レン族、東方系ヒューラン、ルガディン族、人狼族他
名前+苗字(東方言語)
例)イッセ・シブヌリ、ミコト・ジンバ
東方系の多くは東方の言語(古めかしい日本語)で名付けられています。
男性の名前は山、海、天候、動物など自然に関わる単語のうち、猛々しいもの、荒々しいもの、女性の名前は植物、天候、鳥、季節など自然に関わる単語のうち、美しいもの、優しげなものから選ばれることが多いようです。
苗字は武具や役職、地名、職業などから選ばれます。
東方では苗字を先に名乗るのが一般的で、「ヒエン・リジン」の場合は「リジンのヒエン」と名乗ることになります。
また、アウラ・スイ族は、苗字が「スイ」、紅玉姫は「シスイ」と決まっています。
「ゴウセツ」など普段は名前のみで表記されています。
【関連】FF14の名称「できるだけ漢字で書いてみた」
アウラ・ゼラ族
名前+苗字(部族名)
例)マグナイ・オロニル、サドゥ・ドタール
アウラ・ゼラ族は、アウラ族の言葉(15世紀頃のモンゴル地域の言葉)で名付けられています。
名前と部族名のシンプルな構成になっています。
「シリナ」など普段は名前のみで表記されています。
コウジン族
名前
例)カブト、ソロバン
卵が産み落とされた際、この世に慣れるために一時的に魂が宿った品物から名付けられているようです。
ナマズオ族
名前(ギョ~)
例)ギョドウ、ギョシン
名前の最初に「ギョ(魚)」を付け、別の単語を組み合わせて名付けられています。
三大州・その他の地域
イルサバード大陸、近東、オサード小大陸南西部で暮らす人々の命名規則です。ガレアン族
名前+階級+苗字
例)ソル・ゾス・ガルヴァス、ネール・ヴァン・ダーナス
ガレアン族はおそらく、現実世界の古代ローマ帝国で使われていたラテン語で名付けられていると推測します。
また、帝国軍の非ガレアン族も似た命名規則ですが、帝国式の苗字が与えられる場合があります。
多くは名前のみ、重要人物はフルネームで表記されています。
【関連】ガレマール帝国の研究
ロスガル・ヘリオン、ロスト族、ボズヤ系ルガディン族
ヘリオン:名前+苗字(ア~)
ロスト:名前+苗字(~シュ)
例)ボリック・アゾーラ、ラドバン・スローバシュ
ロスガル族女性の命名規則は今のところ不明ですが、キャラメイクのランダム命名で試したところ、おろらく男女共通だと思われます。
ロスガル族の名前は現実世界中世期の古スラヴ語のような命名がされています。
女性の主導者がいるヘリオンの苗字は「ア(A)+女性指導者名」、女性指導者が他界したロストの苗字は「女性指導者名+シュ(sch)」となっています。
ボズヤで暮らしているルガディン族も同じような命名規則だと思われます。
「マルシャーク」など普段は名前のみで表記されています。
ラヴァ・ヴィエラ、ヴィナ・ヴィエラ族(森の名)
女性:名前+苗字(里の名)
男性:名前+苗字(守護者)
例)ウヴロ・ガーイェウェスフ
ヴィエラ族は現実世界のアイルランドなどの北欧風の名前が付けられています。
生まれた子どもには、里の名が苗字として与えられ、女性は基本的に里の名前を苗字として名乗ります。
成長後、男性と判明した場合、里を離れて師となる男性の元で暮らし、師と同じ苗字に改称します。
ラヴァ・ヴィエラ男性は「レフ~」「ディト~」からなる12の苗字、ヴィナ・ヴィエラ男性は「~ウェスフ」とつく複数の苗字があるようです。
男性の苗字は「里の守護者」という意識を前提としているようです。
また、上記のような「森の名」とは別に、森から出て街で暮らすようになったヴィエラ族は「街の名」を持っています。
こちらは、ヒューラン族など他種族風の名前や共通語から命名されています。
「ウヴロ」など普段は名前のみで表記されています。
近東系ヒューラン、アウラ族(サベネア島)
男性:名前?+ビン+苗字?
女性:名前?+ビーン+苗字?
例)アヒワーン・ビン・アルザダール、メリード・ビーン・シーナン
命名規則は不明です。
おそらく、オスマン語(トルコ語、アラビア語)あたり、現実世界近東の言葉をモチーフとしている可能性があります。
「カルザール」など普段は名前のみで表記されています。
マタンガ族
名前(マタンガ古語)
例)マトシャ、ニッダーナ
マタンガ族の古語、おそらく現実世界のサンスクリット語をモチーフとして名付けられていると思われます。
イヴァリース、セイブ・ザ・クィーン
多くがゲームクリエイター松野泰己氏が手掛けたゲームのキャラクターから引用されています。命名規則は不明です。
新規キャラクターはFF14の既存の命名規則に準拠しています。
トラル地域
トラル大陸で暮らしている方々の命名規則です。まだまだ不明な種族が多いので、一部だけになります。
マムージャ族
男性:名前(◯◯ージャ)
女性:名前(◯ー◯ジャ)
例)ハケージャ、チーソジャ
マムージャ族は最後に「ジャ」が付き、男性と女性で長音の位置が異なります。
双頭のマムージャ族は最後が「ジャジャ」になります。
ペルペル族
男性:名前(◯ー◯リ)?
女性:名前(◯ー◯ル)?
例)トーブリ、マーブル
おそらく、男性の末尾は「リ」、女性の末尾が「ル」になると思われます。
最後から2番目は「ブ」「プ」「ベ」「ペ」が多くなっています。
ハヌハヌ族
男性:名前(~ハヌ)
女性:名前(~ハリ)
おそらくバヌバヌ族と似たような命名規則だと思われます。
ヨカフイ族
名前(◯ー◯ー◯ー)
例)グーフールー、ズームーウー
概ね、この独特な長音が付く命名規則になっています。
もしかしたら男女でなにか違いがあるかも知れません。
北洋に生息するトロル族も同じ命名規則です。
モブリン族
男性:名前(~ィク?)
女性:名前(~ォク?)
例)テンパトリク、レディロク
ゴブリン族と似た感じで、男性は末尾に「ik、iq」、女性は末尾に「ok、oq」付く法則かもしれません。
星外宙域など
月、宇宙、古代などで暮らしている方々の命名規則です。レポリット族
名前(共通語+ィングウェイ)
例)リヴィングウェイ、クッキングウェイ
元々は独自の名前を持っていましたが、シャーレアンとの交流後に、エオルゼア共通語に改名しました。
主に動詞などの共通語に「ingway」を足したものとなっています。
ドラゴン族
例)アル・エンド、セス・トスク惑星ハイデリンに飛来したドラゴン族よりも、さらに古いドラゴン語を用いています。
イーア族
A??+A??
例)コフ=コーグ、ジャウ=ジャーグ
2つの語を用いていますが、すでにその意味は失われています。
先頭で韻を踏んでいるような命名規則になっています。
オミクロン族
識別番号(M or N+数字)
例)M-032、M-097
天体の認識番号と一対となった識別番号を名乗っています。
また、最上位のユニットは「アルファ」「オメガ」など現実世界のギリシア文字が付けられています。
古代人
おそらく現実世界のギリシア神話の神やギリシア語の人名から引用されていると思われます。第一世界
第一世界の残存領域ノルヴラントで暮らす人々の命名規則です。ヒュム族、エルフ族
名前+苗字
例)モーレン・モルカーク、カットリス・ホルハンド
苗字は「先祖が暮らしていた土地」と「先祖の階級や職業」を合わせたものとなっています。
「セイラー」など普段は名前のみで表記されています。
ミステル族
女性:名前+出生地+苗字
男性:出生地+名前+苗字
例)ドゥリア・チャイ・ミューラ、チャイ・ヌズ・ミューラ
男女で順番は違いますが、出生地を表す語が入っています。
チャイ夫妻は本来はミューラ夫妻と呼ぶのが正しいようです。
「カイ・シル」など普段は名前と出生地が表記されています。
ガルジェント族、ドラン族
名前+苗字(家門+~家)
例)ハルリク:アルダーミール黄金家、グリナード:パインホーム第九家
苗字は旧フッブート王国で使用されていた7つの家門を使用しています。
ドラン族は「アルダミール」「バーチウェル」「アッスグレーヴ」、ガルジェント族は「オークブリッジ」「パインホーム」「エルムズビー」「シーダーフォード」があります。
さらに家系を意味する「◯◯家」が最後に付きます。
「カサード」など普段は名前のみで表記されています。
ドワーフ族
トルー一家:名前(~ット)
コグー一家:名前(~ッグ)
例)ジオット、アノッグ
ドワーフ族のトルー一家、コグー一家の2派で名前の末尾が異なります。
ヴィース族
名前(~メ or ~ナ or ~ル)
例)ライナ、アルメ
名前の末尾が「メ」「ナ」「ル」で終わる短い名前になっています。
ロンゾ族
名前
例)ブラギ、マグヌス
現代のロンゾ族は共通言語の影響を受けた名前になっています。
ズン族
社会的階級+(間の名+名前)
例)ゼム・ジェンマイ、ネム・シェリミン
ズン族は最初に、年齢や婚姻関係で決まる社会的階級が付きます。
その後は、間の名と個人名が合わさった名前になっています。
「ゼル・グァンリュー」など普段はフルネームで表記されています。
モルド族
名前(AーBAB)
例)ゲーンゲン、ラールラル
モルド族はララフェル族のように韻を踏んだ名前になっています。
オンド族
名前+年齢を表す語
例)トルスィー・アース、パウスィー・オーン
おそらく「スィー」だと思われるエラから抜ける音を含んだ個人名に、年齢を表す語を加えた名前になっています。
年齢を表す語には、少年期「ラーン」、成人し子育ての権利を与えられていない青年期「コール」、子育ての権利を認められ卵を与えられている壮年期「オーン」、老年期「アース」があります。
「テウスィー・オーン」など普段はフルネームで表記されています。
妖精(ピクシー族、ン・モウ族、フーア族)
名前(ルーン+ルーン)
例)フェオ=ウル、ベーク=ラグ
妖精語のルーンをふたつ組み合わせて名付けられています。
トゥパク・アマロ族
例)セト、トラベラー人に飼われていたときに付けられた名前や、自ら付けた名前を名乗っています。
キタリ族
(名前+氏族)+(母の名+自分の性別)
例)ユルクリ・マノル、コテルリ・パソリ
キタリ族は複雑な名前構成になっています。
自分の性別は男性が「ル」、女性が「リ」になります。
「キタルリ・ナトル」の場合は「ナトの息子、ルリ族のキタ」という意味になります。
「オピルリ・ノテリ」など普段はフルネームで表記されています。