パエンナの研究!
FF14の太陽系外惑星「パエンナ」の解説です。
パエンナの概要
惑星「パエンナ(輝ける者)」は惑星開拓において、目的の星までの中継地点として選ばれた星です。
UL9星系の第6惑星であり、アーテリス(惑星ハイデリン)が公転する太陽系とは異なる恒星系に属しています。
パエンナはケイ素(珪素、シリコン)をアーテリスよりも多く含んでおり、ガラスの雨や塵が降り注ぐ過酷な環境を持つ惑星です。
特に星の裏側では、熱いガラスの雫が嵐のように吹き荒れているといわれています。
性質
パエンナは岩石や金属で構成されており、岩石惑星(アーテリス型惑星)に分類されると考えられます。
また、惑星表面の一部は液体で覆われ、海を構成しています。
この液体の成分は不明ですが、もし水であれば惑星探索において重要な資源になります。
この水は、ソーダ灰が多く含まれている可能性があります。
大気と重力
探索の拠点となる基地周辺のみ、設置されたセントラルクリスタルの効力で、活動に問題がないように環境が整えられていると思われます。従って、この地域のみアーテリスと同等の大気や重力に調整されていると思われます。
昼の晴天時、アーテリスでは青空が広がりますが、パエンナでは大気の成分の違いなのか赤色のような空が広がっています。
夜はアーテリスと同じように、宇宙誕生の色である暗闇が広がり、他の恒星(星空)が見えます。
天候
基地の周辺は比較的気候が安定しており、天気は主に「晴れ」「曇り」「雨」のいずれかになることが多いようです。ただし、まれに「寒冷気流」や「雷雨」が発生し、その際には開拓作業員たちが対応に追われることになります。
前述の通り、その他の地域ではアーテリスよりも過酷な天候に襲われているようです。
運動(自転と公転)
パエンナの自転周期、つまり1日は偶然にもアーテリスと同じ24時間になっています。時間は相対的であるため、アーテリスとパエンナでは時間の流れ自体が違う可能性もあります。
しかし、両惑星を行き来しても、浦島太郎現象やその逆にもなっていないので、時間の流れ自体はほぼ一致していると考えられます。
公転周期(一年)は完全に不明です。
生物
パエンナには疑似植物と呼ばれるアーテリスとは異なる植生の草木が生い茂っています。また、ソーダライム・フロートと呼ばれる河川などには、魚のようなものが生息し、食用魚として活用できないか研究が進められています。
この魚のようなものは厳密にはゴーレム――魔法生物のような存在といわれています。
それ以外の生物は現時点では見受けられません。
恒星「UL9」
「UL9」はアーテリスが属する太陽系と比較的近い距離に存在する恒星です。
惑星パエンナにとっての太陽であり、太陽系と同じ銀河系に存在していると考えられます。
占星術師装束の説明に「天の川」という言葉が表記されており、太陽系やUL9星系が所属する銀河系の名前は「天の川銀河」の可能性があります。
位置
UL9の位置、アーテリスから見て何座の方向にあるかは不明です。
距離はアーテリスから3ニンジンあるようです。
3ニンジンは、もしかしたら3光年を意味する可能性があります。
もし3光年なら、普通の宇宙船で移動すると数千年から数万年かかる距離です。
ただし、宇宙船「ギャラティックウェイ号」には宙脈跳躍というシステムが搭載されているので、瞬時に移動できます。
恒星系
惑星パエンナは第6惑星であり、潮汐ロックの影響を受けていないことから、UL9からある程度離れた位置で公転していると思われます。このため、UL9はアーテリスの太陽と同等以上の質量を持つ主系列星に分類されると考えられます。
少なくとも6個以上の惑星が、UL9の周りを公転しています。
パエンナの地理
パエンナの世界的な地理は明らかにはなっていませんが、セントラルクリスタルが設置されているグラスブロワーズ基地周辺の地理を解説します。
グラスブロワーズ岩窟
「グラスプロワース岩窟」は、広大な空間を持つ天然の洞窟で、その内部に基地が建設されています。天井には割れ目があり、宇宙船の出入りも可能です。
もともとは膨大な量のガラス質の物質で満たされていましたが、地熱によって溶け出し、流れたことで現在の洞窟が形成されたといわれています。ただし、細かなガラス粒「グラスレイン」は洞窟内にも入り込むため、望遠鏡や重要な機器にはバリア機能が備えられています。
ミルフィオリの丘
ミルフィオリとは、アーテリスに伝わるガラス工芸の一種で、「千の花」という意味を持つ言葉です。その名のとおり、色とりどりのガラス植物が見られる丘陵地でもあります。
この「ガラス植物」は、この星の水や土壌などの天然資源にはケイ素が多く含まれており、植物の細胞構成にもその影響が及んでいるため、ガラスのような性質を持っています。
ソーダライム・フロート
「ソーダライム・フロート」は、まるでおしゃれな飲み物のような名前ですが、実際にはガラスの原料にもなるソーダ成分を多く含む川のことです。
その水は液状ガラスのような性質を持っているともいわれ、固まっていないだけで、アーテリスの通常の水とは異なる状態だと研究者たちは考えています。
硝礫の川浜
「硝礫の川浜」は、ソーダライム・フロートの西側に広がる、砂浜のような広い河岸地帯です。
一見すると淡い灰色の砂漠のようですが、実際にはさまざまな色をした極小のガラス粒が集まってできています。これは、川底に溜まったガラス塊が長い年月をかけて砕かれたものだと考えられています。
イリデセント・ステップス
「イリデセント・ステップス」は、棚田のように段々と連なった小さなガラスの池が集まる、石灰華段です。
石灰岩の山肌が雨などによって侵食された後、液状ガラスが堆積することで形成されたといわれています。
カプセル・カズム
「カプセル・カズム」は、奈落へと続くような深い大穴の中に、球状に膨らんだガラス玉がいくつも積み重なってできた谷です。
割れたガラス玉の一部には水が溜まり湖のようになっています。
もとは火山の噴火口が崩れてできた地形と考えられており、そこへ地上で形成されたガラス玉が転がり落ちたことで、この星ならではの独特な環境が幾重にも重なって生まれた場所だといわれています。
フュージングフェイ・ヴェント
「フュージングウェイ・ヴェント」は、この一帯で地熱を噴き上げている、火山のような場所です。
内部では、赤く溶けたガラスが溶岩のようにぐつぐつと煮え立っています。
この星では地熱貯留層の変動が活発で、地面の各所から熱が噴き出し、地上のガラス鉱物を溶かすことで、惑星パエンナならではの風景を絶えず変化させているそうです。






