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FF14「通貨・ギル・単位」の研究

通貨の研究!

FF14「通貨・ギル・単位」の研究

FF14の世界で使用されている「お金」や「単位」の解説です。

ギル(Gil)

ギル(Gil)

エオルゼアで発行され、三大州全土でも使用可能な「ギル通貨」です。

ギルの歴史

ギルの歴史

エオルゼアでは紅葉戦争――アラミゴがグリダニア領の一部の領有権を主張し勃発した戦争の終結後、国家間の交流や経済面での利便性から、統一通貨の必要性が叫ばれるようになりました。
第六星暦1477年、エオルゼア六大都市(リムサ・ロミンサ、グリダニア、ウルダハ、イシュガルド、シャーレアン、アラミゴ)が協力し、新たな統一通貨「ギル」を発行します。
ギルという通貨単位は、第三星暦のアラグ時代に用いられていた「ギル」という言葉をそのまま流用しています。

エオルゼアというのは、例えば「ヨーロッパ」と同じく特定の地域の文化圏を表す言葉であり、ギルは「ユーロ」と似たように、その地域で利用できる統一通貨ということになります。

ギルの種類

ギルの種類

一般的に流通しているギルの中で、現在判明しているギルの種類は「100ギル金貨」だけです。
もしかしたら「1ギル銅貨」や「10ギル銀貨」などがあるかもしれませんが、現時点では不明です。

ギル貨幣は材料に使用されている「金属の価値」がそのままギルの値打ちとなるように設計されています。
ある意味、ギル貨幣での支払いは「物々交換」と同等の感覚に近いのかもしれません。
(ちなみに円貨幣の製造価値は、1円貨幣が約3円、500円貨幣が約20円です)

100ギルの場合は、素材として「金」が使われているので、リアル世界に換算するとかなりの価値がある貨幣になります。

また、「紙幣」の存在は不明となります。

100ギル金貨

統一通貨を製作するにあたり、中立的なデザインを模索した結果、100ギル金貨には運命の女神である「星神ニメーヤの横顔」が施されるようになりました。

記念貨幣

記念貨幣

5年前、グランドカンパニー(黒渦団、双蛇党、不滅隊)が設立されたことを記念して、それぞれの盟主をデザインした記念貨幣が発行されました。
いずれも1ギル貨幣です。
デザインは中立的ではありませんが、あくまで記念貨幣なので例外です。

エオルゼア以外でのギル

かつてのエオルゼア六大都市の一角「シャーレアン」は、本国「オールド・シャーレアン」においてもギルの使用が可能です。

東方地域、ひんがしの国の貿易港「クガネ」では、異国からの訪問者用に「ギル」での支払いも歓迎されています。
つまり、ひんがしの国では、国内に独自の通貨があるようです。
(ちなみに、FF11のひんがしの国では世界設定上「モン」という通貨がありました)

また、紅玉海を船舶で通過するには海賊衆に「帆別銭」と呼ばれる通行料を支払いますが、この支払いも外貨獲得のため、ギルを許容しています。

ドマも似たような理由で、ギルでの支払いができると考えられます。

ラザハンの説明はありませんが、交易都市なのでギルも扱っていると思われます。
ガレマルドは……、もともと使えたか、イルサバード派遣団がギルを持ち込んだかのどちらかでしょう。
(パッチ6.4で「外貨獲得」というセリフも出てきているため、ガレマルド国内に独自通貨があるかもしれません)

まとめると、ゲームとしての利便性が優先されます。

第一世界でのギル

「光の氾濫」以前は、大国が独自の通貨(フッブート金貨など)を発行していました。
その後、光の氾濫が起き、レイクランドにクリスタルタワーが出現、「水晶公」なる指導者がその周辺に街を形成します。

水晶公は「金属の価値を価格」とする貨幣を発行し、クリスタルタワー内部から発見されたアラグ文明を参考にして、通貨の単位を「ギル」と定めました。

原初世界の「ギル」と、第一世界の「ギル」の貨幣価値はほぼ同じなため、問題なく使用できるようです。
コルシア島では支払いを断られるトラブルもありましたが……)

アラグ貨幣(旧ギル貨幣)

アラグ貨幣(旧ギル貨幣)

アラグ時代に使用されていた、旧ギル貨幣が今でも入手可能です。
全部で5種類あり、それぞれ何ギルの通貨であったかは不明です。
旧ギル貨幣は、現在の価値で換金可能であり、「錫貨25ギル」「銅貨100ギル」「銀貨500ギル」「金貨2500ギル」「白金貨10000ギル」で現在のギルへと売却できます。

現在のギル金貨は100ギルですが、アラグ時代のギル金貨は現在の価値で2500ギルです。
「金」の量が多いのか、プレミア価格になっているのか、価値がかなり高くなっています。

獣人貨幣

新生エオルゼア地域の獣人

獣人貨幣

主に友好部族クエスト報酬で取引できる獣人の間で流通している貨幣です。
一部、旧FF14でドロップした獣人貨幣が含まれています。
これらの貨幣はマーケットの雑貨で見ることができます。
キキルン族とゴブリン族は友好部族クエストがないので、旧FF14の貨幣のみになります。

拡張エリアの獣人

拡張エリアの獣人

蒼天のイシュガルド以降の友好部族クエストで取引できる獣人貨幣です。
グナース族は、偽物のギル貨幣のようなものを扱っているのが興味深いところです。
また、前述で、キキルン族は友好部族クエストがないとしましたが、第一世界のキタリ族として実装されました。

交換用の通貨

アラガントームストーン

アラガントームストーン

かつてエオルゼアに存在したアラグ文明の遺物です。
古代の様々な情報が記録されている媒体で、好事家たちの間では高値で取引されています。
アラガントームストーンは主にロウェナ商会が取引の仲介をしています。

好事家の間でも流行りがあるのか、求められるアラガントームストーンの種類はその時々で変わっていきます。

アラガントームストーン

アラガントームストーンの種類は「哲学」「神話」「戦記」「詩学」「法典」「禁書」「伝承」「聖典」「真理」「万物」「虚構」「創世」「魔典」「幻想」「奇譚」「黙示」「経典」「天文」「因果」「神曲」「美学」「天道」などがあります。
記録媒体には、そのテーマの情報が入っていると思われます。

鏡像世界でのアラガントームストーン

第一世界

アラグ文明が存在しなかった第一世界では、「クリスタルタワーから持ち出されたアラガントームストーンが出回っている」という体裁になっていると思われます。

闇の世界やトロイアコートなど第十三世界のコンテンツでも貰えるので、その他の鏡像世界の報酬は、原初世界で精算されると考えたほうがよさそうです。

ギャザクラスクリップ

スクリップ

「クラフタースクリップ」「ギャザラースクリップ」はロウェナ商会が発行している独自通貨です。
クラフター、ギャザラー全般のアイテム交換はこのスクリップで行えます。
デザインに「R」の文字が入っているのが特徴です。
第一世界ではモーエン商会が扱っています。

軍票

軍票

各国グランドカンパニーから受けた任務の報酬として「軍票」が支払われます。
所属国により「黒渦団軍票」「双蛇党軍票」「不滅隊軍票」の3種類あります。

その他

その他

ベンチャースクリップはリテイナーに支払う通貨です。

単位

メートル

システム的な長さの単位は「メートル」が使われています。
これは分かりやすさ優先で採用されたものだと思います。

釣果記録

ただし、魚類の釣果記録などには、なにやら見慣れない単位が使われています。

世界設定的な長さの単位

世界設定的な長さの単位

エオルゼアでは、第六星暦1477年、統一通貨として「ギル」が採用されたと同時期に、単位も統一されました。

長さは「イルム」「フルム」「ヤルム」「マルム」、重さは「オンズ」「ポンズ」「トンズ」です。
これは、ヤード・ポンド法の「インチ」「フィート」「ヤード」「マイル」「オンス」「ポンド」「トン」とほぼ同じです。