サイト内検索

ダルマスカ・ボズヤ周辺の解説

ダルマスカ・ボズヤの解説!

ダルマスカ・ボズヤ周辺の解説

「リターン・トゥ・イヴァリース」や「セイブ・ザ・クイーン」の舞台となった、オサード小大陸南部の地理の解説です。

場所の特定

ダルマスカの場合はマップにシンボルがあるため、世界のどこにあるかは確定しています。
一方ボズヤはマップに明記されておらず、公式には不明です。
まずは両方の国の初期の情報を確認してみましょう。

初期設定

ダルマスカ

オサード小大陸

設定本1巻の地理に関する解説では、ダルマスカはドマと同じくオサード小大陸にあることになっています。
20数年前となっていますが、ゲーム内では30年前として語られています。

中央山脈

ところが、同じく設定本1巻のガレマール帝国の歴史を記述した解説では、イルサバード大陸に存在していることになっています。
中央山脈というのは、イルサバード大陸の中央部を東西に貫く山脈です。

おそらく蒼天のイシュガルド開発時代、次期拡張のコンテンツ「リターン・トゥ・イヴァリース」の設定を考える頃、場所が変更されたと推測されます。
同じ本で矛盾してるのは、校正漏れしてしまっていたのかもしれません。

設定本2巻

設定本2巻では中央山脈のほうの国名を変更する形で修正されました。
メタフィクション的には校正ミスですが、設定本は西州エオルゼアの人物が執筆したという体裁になっています。
似た名前の国であったため、1巻では勘違いして記述したという形で落ち着きました。


ボズヤ

オサード小大陸

ボスヤは初期の段階ではオサード小大陸にあると書かれています。
こちらはダルマスカが移動してきたため、少し追い出されたところに移動したと推測できます。


実際の場所の特定

ダルマスカ

ダルマスカはオーボンヌ関連のカットシーンのマップや、暁月の新三大州全図で国のシンボルマークが表記されているので場所は特定されています。
「小国」ではなく、広大なダルマスカ砂漠からゴルモア大密林、南方の臨海都市「バルナイン」まで領するかなりの「大国」です。
かつての「ダルマスカ王国」は世界一の領地を保有する国だったと伺えます。
ゴルモア大密林は住民であるヴィエラ族に、王家に刃向かわないという条件のもと、自治権が与えられていたようです。

ボズヤ

こちらはNPCのセリフから予想するしかありません。

イルサバード大陸南東部

NPCのセリフをまとめると「ダルマスカ管区の西」「イルサバード大陸南東部」という情報が得られます。

ザトゥノル高原においては、「南方ボズヤ戦線の北東」「ダルマスカ管区との境近く」に位置するようです。
ここから逆算して矛盾しないような場所を探すことになります。


国境がどこかでだいぶ変わってきますが、「ダルマスカ管区の西」というのを大きくズレずに予想すると、大雑把ですが図のように推測しました。
小国「ボズヤ」と言われているので、それほど領土は広くないと思います。

ボズヤ予想図

南方ボズヤはその名前の通り南方にあるものと思われます。
ガンゴッシュは南方ボズヤ(シタデル・ボズヤ)から南東の海沿いのどこかです。

衛星画像で見るボズヤ付近(追記)

衛星画像で見るボズヤ付近

最近は月にも行けるということで、月から見たボズヤ付近の衛星画像の手書き地図です。
ダルマスカとボズヤの堺に湾があるように見えます。
南方ボズヤ戦線より北東のダルマスカとの境付近にザトゥノル高原、南東の海沿いにガンゴッシュだとこんな感じだと思います。

帝国支配時

帝国支配時の地図

ボスヤは半西紀前かつ、バイシャーエンが生まれてすぐに帝国領になったと思われます。
バイシャーエンは54歳ですので、50~54年前ということになります。

戦果記録帳の50歳以上のシタデル・ボスヤ出身者は「シタデル・ボズヤ」ではなく「王都ボズヤ」と表記されています。
王政だったかは不明ですが、帝国支配時は王都と呼ぶことは廃止され「シタデル・ボズヤ」に統一になったと推測できます。


ダルマスカは30年前に帝国領になりました。
それまでダルマスカは戦力的には優位でしたが、北側のスカテイ山脈方面からの不意打ちにあい陥落しました。

その後、ダルマスカ砂漠地域を「ダルマスカ・スペリオル」、ゴルモア大密林とグレイリック・ベンドを「ダルマスカ・インフェリオル」として属州化し、ダルマスカ管区として支配しました。

「カストルム・アミーキティア」は旧ナルビナ城塞であり、ラスラ王子とアーシェ王女が最後の砦として帝国に対し抵抗を続けたところです。


地名一覧

地名一覧

ダルマスカ

ラバナスタ

FF12でおなじみの王都ラバナスタ。
地下にガラムサイズ水路があるのも同じです。
帝国支配時はここにダルマスカ・スペリオルの総督府が置かれています。

ナルビナ

ナルビナ城塞がある地域です。
ガレマール帝国第IV軍団「魔獣大隊」所属の兵長「ダグザ・エン・スース」の出身地です。
出典はFF12からで、ダルマスカを守護する要塞です。

ニムラハバ

ニムラハバの森はガレマール帝国第IV軍団「魔獣大隊」所属の百人隊長「パガガ・クォ・バックスタイン」の出身地です。
タクティクスオウガにもニムラハバの森が登場します。

ザーギドス

ガレマール帝国第IV軍団「魔導僧兵大隊」所属の上級百人隊長「ジルブリスベル・クォ・ブテオ」の出身地です。
クラウドがいたFFTの貿易都市ザーギドスが出典です。

レアモンデ

ボズヤ・レジスタンスの一員「イソルデ・コヴィー」の出身地です。
ダルマスカの港湾都市のひとつで、帝国支配時はここにダルマスカ・インフェリオルの総督府が置かれています。
ベイグラントストーリーが元ネタです。

ゼイレキレの滝

ゼイレキレ大河にある滝です。
奥にはオーボンヌ修道院があります。
FFTのフィールドのひとつです。

バルナイン

ダルマスカの港湾都市のひとつです。
ガレマール帝国第IV軍団の拠点として使われているようです。

ボズヤ

シタデル・ボズヤ

シタデル・ボズヤ

かつてボスヤの首都があったところだと思われます。
15年前のシタデル・ボズヤ蒸発事変により消滅した都市です。

ボズヤ関連のキャラクターの多くはここの出身です。
北にはアラムート城塞(現カストルム・ラクスリトレ)、西には塩湖のイガーカロ湖があります。
ラクスリトレは湖を意味しているそうです。
アラムートの城塞は伝説のオウガバトルから来ています。

南部にある「冷灰の大穴」はシタデル・ボズヤ蒸発事変によりできた穴なんでしょうか。


マルタルヴェ

ボズヤ・レジスタンスの一員「アギー・グローヴァー」の出身地です。
港湾都市で人口20万人の古都だそうです。

ゼティナ庄

ボズヤ・レジスタンスの一員「ヴェリボル・アゼティナ」の出身地です。
アゼティナという名字が出てくるので、「ゼティナさんの領地」という意味だと思います。
「ア」はロスガル族の命名法則で、存命の女性指導者がいる場合の名字です。
港湾都市マルタルヴェから北へ一時間ほどいったところにある「翠(みどり)の一門」の本拠地もここにあると思われます。

ケアリア

東ボズヤにある港湾都市です。
現在は帝国の補給基地として使われているようです。

StQクリア後の世界

「セイブ・ザ・クイーン」をクリアすると、その後のストーリーは怒涛の展開を迎えます。
ゲーム内のカットシーン等で語られることはないので非常にもったいないのですが、戦果記録帳に続きの物語が記してあります。
「44:ライアン・クォ・ヘルソス」「48:フラン・エルト」「50:ノア・ヴァン・ガブラス」だけでも是非とも読んでみてください。


その他、地理に関しては『>世界地図の研究』をご覧ください。