属性について学びましょう!
FF14の世界を司る要素のひとつ「属性」についての解説です!
世界設定的な属性の解説が主になります。
属性はなくなった?
なくなってはいません。
敵から受ける魔法属性ダメージを軽減する、耐性のステータスが廃止されただけです。
魔法攻撃には属性は設定されており、戦闘ギミックにおいて「火属性耐性向上」「火属性耐性低下」「斬属性耐性低下」などのバフデバフや、世界設定におけるエーテル学上の属性はきちんとあります。
ただしFF14のゲームシステムでは、ジョブによって有利不利が起きないように、敵には基本的に弱点や耐性属性はなく、どの敵に魔法で攻撃してもほぼ同じダメージが与えられます。
そういう意味では、従来のファイナルファンタジーのような、弱点、耐性、吸収を考える必要がなく、もともとから属性はなかったとも言えるかもしれません。
FF14の属性
大きく分けて「物理」と「魔法」があります。
「物理攻撃」には剣などで斬る「斬属性」と、槍や細剣、弓矢などで突く「突属性」、杖や拳などで打つ「打属性」があります。
「魔法攻撃」には基本的な「六属性」と、いろいろな事情が察せられる「無属性」、旧FF14に存在していた火風雷の3属性を放つ「星撃」、水氷土の「霊撃」がありました。
新生FF14以降は星と霊に対応した魔法は「無属性」に改められています。
六属相関図
六属相関図から読み取れるのは六属性の強弱関係と、「星極性(Astral)」「霊極性(Umbral)」と言われる「極性」という概念です。ここではまず、強弱関係を解説していきます。
六属性の強弱の関係
「火氷水」と「雷水土」の2グループで、じゃんけんのような3くすみの強弱関係になっています。
FF11の属性図やエウレカのマギアボードに倣い、強い方から弱い方へ矢印を引いています。
そのエウレカのマギアボードがこちらです。
エウレカとは紅蓮で開放される「特殊フィールド探索」のコンテンツです。
回転方向を同じにするため、六属相関図とは違い「水」と「土」が反対の配置になっています。なお、「耐性」を得たい場合は敵の攻撃と同属性の属性が必要になります。
幻術士と呪術士の魔法属性
幻術士と呪術士はいずれかの六属性の魔法を使う代表的なクラスです。
旧FF14時は「幻術士」が主に「六属性」の魔法を使う従来のFFシリーズの魔道士、「呪術士」が主に「星」「霊」の魔法を使うFF14オリジナルの魔道士をイメージして設計されたクラスだと思われます。
ただし、デバフ系の魔法など一部例外があります。
新生FF14以降は「幻術士」が「土風水」の3属性、「呪術士」が「火氷雷」の3属性ずつ割り振られ、「星」「霊」の魔法は削除されたり、無属性に変更されました。
なお、白魔法と黒魔法の両方を継承する「赤魔道士」と、いろいろな敵の技が使える「青魔道士」には六属性すべての魔法があります。
星極性と霊極性
属性というか極性である「星極性」「霊極性」はいまのところ最大の謎です。
魔法の属性としては旧FF14に存在しましたが、新生FF14にはひとつもありません。
「極性」とは「特定の方向に偏りがあること」で、極が付く言葉では「北極南極」「N極S極」などが思いつきます。
英語の方のAstral(星極性)は形容詞で星(星型の~)、Umbral(霊極性)は天体用語で星の陰だと思いますが、ピンときません。
ハイデリンの歴史を表す「霊災」と「星暦」はそれぞれ、「Umbral(霊災)」「Astral(星暦)」になっています。
設定本1巻の解説
設定本1巻の解説によると、「星極性に寄れば激しく動的作用を生み出す」「霊極性に寄れば鎮まり静的な作用を生み出す」と書いてあります。
さらに、同じ火属性でも「星極性に寄れば激しく燃える発火現象を生む」「霊極性に寄れば乾燥した状態を作る」とあります。
つまり、同じ属性でも星極性に寄る場合と、霊極性に寄る場合で効果が違うことがわかります。
旧FF14の属性にあった、「星=火風雷」「霊=水氷土」とは違う解説になっています。
また、呪術士(黒魔道士)のバフである「アストラルファイア」と「アンブラルブリザード(Umbral
Ice)」はそれぞれ「星火」と「霊氷」を表すのかもしれません。
ウリエンジェ先生の解説
シャーレアン魔法大学で賢人位を取得しエーテル学や予言詩に詳しい「ウリエンジェ・オギュレ」先生が、漆黒メインクエストのイル・メグ編で「六属相関図」を解説してくれています。
活発を意味する「星極性」と、鎮静を意味する「霊極性」は概ね設定本1巻と似たようなことを言っています。
新しい事実としては次のことがあげられます。
●星極性は多くの色を重ねると黒になるように、それを「闇」と呼ぶ。
色の三原色を重ねたり、水性絵画を描く際にバケツの水の色が黒くなっていきます。
●霊極性は何にも染められる前の白、凪と平穏の象徴、それを「光」と呼ぶ。
絵を描く前のキャンパスのようで、通称ナギ節などと言われている平和な状態。
理由はどうあれ「星極性=闇」「霊極性=光」ということになります。
あまり納得もいきませんが、第一世界だけそう呼ぶのか、ウリエンジェ先生はそういう結論を出しています。
星極性が光のような気もしますし、凪の時代を表すのは「星暦」の方です。
いまのFF14には少なくともプレイヤー側には「光属性」「闇属性」の魔法はありません。
エデン共鳴3層の「ダークアイドル」など敵側にはあるみたいです。
青魔法「プチライブラ」のデバフ
青魔法のひとつ「プチライブラ」はランダムで3つのデバフのうち1つを敵に与えることができます。
そのうち「星極性耐性低下」が火風雷の被ダメージ5%上昇、「霊極性耐性低下」が水土氷の被ダメージ5%上昇です。
ここで旧FF14から新生FF14でなくなっていたかと思われていた設定が、まだあるということがわかりました。
「星極性」と「霊極性」は謎が深まるばかりです。
まとめ
- 六属性でも「星極性」と「霊極性」に寄ると効果が違う
- 「星極性は闇」「霊極性は光」とも呼ばれる
- それぞれ「星極性は火風雷」「霊極性は水氷土」の3属性ずつ有している
現状分かる情報はこれくらいです。