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FF14「メラシディア・南洋諸島」の研究

メラシディアの研究です!

FF14「メラシディア・南洋諸島」の研究

南方大陸「メラシディア」と、ララフェル族の出身地「南洋諸島」の研究です!
内容はパッチ6.1時点のものです。
パッチ6.51の内容を追加しました。

基本情報

メラシディアと南洋諸島

「メラシディア」と「南洋諸島」は、冒険の舞台となっている「三大州」よりも南にある地域です。

メラシディア

惑星ハイデリン(アーテリス)の南半球、三大州から南へ赤道を超えたところに存在するのが南方大陸「メラシディア」です。
5000年以上前に三大州に君臨していたアラグ帝国が、この地へ侵攻したことでも知られています。

現在のメラシディアの住民は隠遁生活を続け、北半球の文明との交流は限定的であり、海路空路問わず接近したものを攻撃することさえあります。
この地域の基本的な地形、面積などの地理情報はほとんど知られていません。

メラシディアの歴史

メラシディアの歴史

メラシディアの歴史は始原の時代まで遡ります。
始原(物事の始め・原始)とはいつなのかはわかりませんが、言葉の定義としては原始時代と呼ばれるように「人類の文明が成立する前」ということでしょうか。
その時代にミドガルズオルムは竜星から惑星ハイデリン(アーテリス)にやってきました。
ミドガルズオルムは星の意思ハイデリンと邂逅しているので、少なくとも古代人が経験した「終末の災厄」の後ということになります。
つまり「終末の災厄後~第一霊災前」のエオルゼア人が信仰している歴史において語られる「神々の時代」と考えられます。

始原の時、生まれたばかりの星(とドラゴン族は認識している)だった頃、ミドガルズオルムの子である「ティアマット」と「バハムート」は南の海を超えた先にある豊かな大地、南方大陸を棲処としました。
先住していたのは、心豊かな樹状種族のみでした。

シャーレアン魔法大学の考古学者「ルルシャ教授」よると、第二星暦後期に南洋諸島経由で人が移住したという学説があり、後のティアマットの談と概ね合致します。
この後、いくつもの異なる種族がメラシディアに渡り、それぞれが国を興したそうです。

5000年以上前の第三星暦後期のアラグ文明時代には、魔科学の天才「アモン」により復活した始皇帝「ザンデ」により、南方遠征が開始され、「バハムート」が討たれました。
メラシディアの現地民による「三闘神」の召喚や、ティアマットによる蛮神「バハムート」の召喚などで抵抗しますが、ヴォイドの魔王「暗闇の雲」との契約による妖異の軍勢や、対蛮神兵器「オメガ」によるバハムートの捕獲が決め手となりアラグ軍は南方大陸を手にしました。

第四霊災でアラグ帝国が滅びた後、現在まで、居住不可能な地がある一方、人口は回復した地域もありますが、北半球との交流はほぼありません。


南洋諸島

南洋諸島

パッチ6.51のヴァリアントダンジョン「アロアロ島」にて、南洋諸島の場所が確定しました。
2023年7月に行われた北米ファンフェスにて、「SouthSea Isles」という文字が追加された地図が公開され、ここが南洋諸島ではないかと予想していましたが、その通りの結果になりました。

設定本1巻にはエオルゼアの南にある南洋と書かれていましたが、実際は近東やオサード小大陸の南に位置していることがわかります。
このあたりは、ラザハン領する「セイレーン海の島々」や「リドルアナ大瀑布」があるので、ちょっと渋滞した感じになったかもしれません。

この島自体は紅蓮の地図から描かれていましたが、当初からここが南洋諸島として設定されていたのかは気になるところです。
東西2箇所に群島が存在し、西側にアロアロ島があります。


●南洋諸島の説明
エオルゼアから見て南の位置には「南洋」と呼ばれる海域があり、そこにはいくつもの小さな島が点在しています。
赤道に近いため、時折の暴風雨以外は、温暖で過ごしやすい気候です。

この島々には農耕民族「ララフェル族」が暮らしていて、得意の航海術を活かし双胴船を操り大陸にも進出し、エオルゼア人とは良好な関係を保っています。
リムサ・ロミンサに移り住んだララフェル族は、算術から編み出した魔法「巴術」を広めました。

また、「忘れられた人々が遺した、神子像の祭祀場」という観光名所があるみたいです。


南洋諸島の歴史

南洋諸島の歴史

あまり歴史は公開されていないので、南洋諸島と関わるエオルゼア側の歴史が主になります。
(※アロアロ島の情報を追記しました)
第五星暦時代にエオルゼア側に渡ったララフェル族が、海洋都市「ニーム」と魔法都市「マハ」を建国しました。
マハのララフェル族は第六星暦にデューンフォーク族として、「ベラフディア(現ウルダハ)」を建国しています。
また、プレーンフォーク族としてリムサ・ロミンサに移住した人々もいます。


●アロアロ島の歴史
神子像

第四星暦末期には、確認できる最古の住民がアロアロ島で暮らしていたようです。
しかし、第五霊災(大氷河時代)が到来すると、住民は島に神子像を残してこつ然と姿を消し、痕跡はあるのに正体はわからない「忘れられた人々」として、伝わっています。
神子像の容姿はララフェル族に近いので、このとき暮らしてきた人々はララフェル族の可能性が高いかもしれません。

第五星暦の時代にアロアロ島に住み着いたララフェル族の人々は、航海術を得意とし、その一部がエオルゼアの「バイルブランド島」に渡り、「ニーム」という国家の建国に関与します。
しかし、第六霊災でニームが壊滅すると、その子孫はアロアロ島まで逃げ延びてきました。
第六星暦では、再びその一部がバイルブランド島へ渡り、算術を発展させた独自の魔法形態「巴術」を、リムサ・ロミンサに広めます。

一方、アロアロ島では100年ほど前に海底火山が噴火し、その被害により、住み慣れた故郷を離れるという決断をします。
こうしてアロアロ島は再び無人島と化しました。
ただし、他の南洋諸島の島々には、現在も人が暮らしているようです。


メラシディアの住民

樹状種族

樹状種族

始原の時から暮らしているという、メラシディアの先住民です。
樹状種族の神話には「世界最初の聖樹」「世界樹」と呼ばれる樹があり、第三星暦後期にアラグに抵抗するために喚び出したのが、それを神格化した「魔神セフィロト」です。
エオルゼアには樹状種族に似ているとされている「ビロコ」が存在します。


ヒト種族

複数の種族で構成されている多民族国家があったとされています。
FF14は人の定義は広いので、獣人系の種族も含まれていると推測され、多くは第二星暦以降に流入してきた者たちだと思います。
南方へ版図を広げるアラグ帝国を「世界の均衡の崩壊」と捉え、信仰している「女神ソフィア」を召喚し神罰を下します。


人馬種族

レプトイド

あとから流入してきたかは不明ですが、人馬種族という種族も暮らしています。
アラグとの戦いでは、全ての神の頂点に君臨すると考えられていて「勝利」の象徴ともなっていた「鬼神ズルワーン」を召喚しました。
魔大陸アジス・ラーにはアラグ時代に人馬種族に甲鱗網をかけ合わせたキメラ生物「レプトイド」が存在します。


魔大陸アジス・ラーの施設

魔大陸にはアラグ時代に作られた南方大陸メラシディアの施設が存在します。

デルタ管区

デルタ管区

南方大陸から連れてきたドラゴン族を飼育するために、南方風の環境を再現した区域です。
ドラゴン族の制御技術の開発や、品種改良実験もされていたようです。


古代のカテドラル

古代のカテドラル

カテドラルとは原義とは多少なりと異なる場合があるようですが「大聖堂」と訳されることが多い建築物です。
古代のカテドラルは魔神セフィロトを祀るために樹状種族が建築したものを、信仰と蛮神を研究するためにアラグ人が魔大陸に移築したものです。


メラシディア原産のアイテムなど

プレプレ

旧FF14のノートリアスモンスターのドロップ品(現トトラク戦利品)として実装された、幻具です。
南方大陸メラシディアの民が作った「太陽の仮面」を取り付けた杖です。
地球という星ではプレプレという仮面の発祥は西アフリカのコートジボワールです。


アロエ

メラシディア原産のトゲの葉がある植物です。
ミコッテ族が火傷の治療に使うことで知られています。
地球でのアロエの原産地はアフリカです。


セサミ

メラシディア原産の一年草で種子を食材や香油に用います。
ミコッテ族がエオルゼアに持ち込んだのは始まりとされています。
地球でのゴマはアフリカ大陸に多く自生していますが、考古学での発祥はインドとされています。


ダークバス

メラシディア原産の悪食としても知られる淡水魚です。
ファイナルファンタジーのオリジナルの魚ですが、ブラックバスは北アメリカ原産です。


バラマンディ

メラシディアの古い言葉で「大きな鱗」を意味する魚です。
(原産地はメラシディアとは記載されていません)
地球ではインド洋太平洋の亜熱帯に分布する魚です。


ヒッポカフ

南方大陸原産のカバの妖獣です。
地球でのカバはアフリカ大陸に分布しています。


マメット・カンガルー(New)

南方大陸原産の有袋類のぬいぐるみ。
地球ではオーストラリアやその周辺の島々などに生息しています。


南洋原産のアイテムなど

アンブレラフィグ

南洋原産の観葉植物で、ララフェル族がその大きな葉を傘の代わりに使用するとされています。
地球でのイチジクの原産地はアラビア南部や西南アジアといわれています。


パールローゼル

南洋諸島原産の純白の花です。
地球でのローゼルは西アフリカ原産またはインド・マレーシア原産など諸説あります。


エンジェルフィッシュ

南洋の暖かい海を原産とするあでやかな魚。
英語の説明ではメラシディア近海に生息すると書いてあります。
地球でのエンゼルフィッシュの原産地は南アメリカ・アマゾン川です。


ディスカス

交易船により南洋諸島から持ち込まれたという説がある、見た目麗しい魚。
地球でのディスカスの原産地は南アメリカ・アマゾン川です。


マヒマヒ

南洋に生息する魚。
ララフェル族の古い言葉で「力強い」という意味を持つそうです。
泳ぎも速くメラシディアからシェルダレー諸島まで2週間もかからず泳ぐことができるという説もあるそうです。
地球でのシイラは全世界の温かい海にいます。


ママヒマヒ

南洋に広く分布するマヒマヒの原種。
真マヒマヒであり、ララフェル族の女性名とはまったく関係ありません。


ヘヴンリーフィッシュ

第七霊災後、ガラディオン湾でも見かけるようになった南洋原産の海水魚。
地球にはいない魚?


モンケオンケ

はるか昔、南洋から来たララフェル族「モンケ・オンケ」が、友好を示すため角尊に贈った観賞魚の子孫らしい、と書いてある魚です。
モンケオンケは「友情」という意味があります。
(南洋原産とは書いてありません)


ココナッツ

椰子の実。
南洋諸島では、訓練されたララフェル族を投石機で投げ、高いヤシの木から実を落とす風習があります。
(南洋原産とは書いてありません)


チョウチョウウオ

時折、紅玉海に迷い込む南方の海の魚。
紅玉海から見て南方なので、南洋とは別の海域だと思われます。
地球でのチョウチョウウオは西太平洋に生息しています。


アクアリウムレイアウト:サザンシー

アクアリウムを南洋風に装飾できるレイアウトセット。
南洋原産ではないと思いますが、南洋の海岸がアクアリウムで再現できます。

その他「サザンシー」と付く装備品も南洋風のデザインなのかもしれません。


まとめその他

原産アイテムを見ると南方大陸メラシディアはアフリカ的な要素が多そうです。
バラマンディはオーストラリア付近で釣れるので、オーストラリア的な要素も加わったと思われます。
また、マメット・カンガルーの追加でオーストラリア的の要素が強まりました。
住民にはいろいろな種族がいますが、アイテムの説明からミコッテ族は混じっていると感じます。

南洋諸島は古今東西の熱帯地方ごちゃまぜな雰囲気です。


その他、地理に関しては『>世界地図の研究』をご覧ください。