言語と文字の研究!
FF14の世界で使用されている言葉や文字の研究です!
三大州の共通語
惑星ハイデリン(アーテリス)には主に3つの大陸がありますが、西方「新大陸」と南方大陸「メラシディア」の言語は不明です。新大陸に関しては、青魔法の起原ともなった部族「ワラキ族」の長老が、エオルゼア文字を読めずに虚偽の契約書に騙されてサインしてしまったというトラブルが発生しています。
また、ワラキ族の呪術医であるシーダが三大州の共通語をマスターしたという点から、新大陸では別の言語が使われているということが窺えます。
ここでは世界最大の大陸と言われている「三大州」の言語のみを扱います。
エオルゼア語
第六星暦、エオルゼアに流入したヒューラン族が広めた言語が「エオルゼア語」です。当時からエオルゼア語と言われていたのもおかしな話ではあるので、ヒューラン語的なものがエオルゼアで多く使用され、エオルゼアの言葉として定着し、後の世で「エオルゼア語」として確立したものと推測できます。
現在ではエオルゼアのみならず、三大州全土に広がり「共通語」として、極東ひんがしの国まで話すようになりました。
エオルゼア語の歴史
エオルゼア語の起原は、第三星暦時代のアラグ語にあるとされています。
アラグ語も、エオルゼア地域があるアルデナード小大陸のヒューラン族が使用していたとされ、アラグ帝国の領土拡大に伴い、三大州全土にアラグ語が広まりました。
それに伴い、それ以前に使用されていた各地域の言語は消滅しました。
第四霊災でアラグ帝国が崩壊すると、アラグ語は各地域で枝分かれし、いくつもの新たな言語が誕生しました。
第六星暦、エオルゼアに流入したヒューラン族が「エオルゼア語」を確立します。
ララフェル族の商人たちが、商売のためにエオルゼア語を覚え、各地でエオルゼア語を伝え話すようになり「共通語」としての地位を築いていくことになります。
古代人時代の言語
アシエン・ラハブレアのように古代人の言葉のようなものをハッキリと喋っているのと、モゴモゴ喋っていて聞き取れないものの2タイプ存在します。トトラクにおいてアシエン・ラハブレアは、目の前の光の戦士が自分の言葉が理解できるのは「言葉の壁を超える力」の影響ではないかと推測しています。
ただし、古代人の言葉は不思議な力によって、超える力を持たない者も理解できるようになり、その後は(月の監視者も含めて)古代人と普通に会話しています。
エメトセルクやハイデリンが翻訳機能を付けたのか、エオルゼア語(アラグ語)と第一世界の言葉のルーツとなる言葉なので、なんとなく理解できるのかのどちからです。
尚、レポリットは現代のアーテリスの言葉を学習して喋っているものと考えられます。
第一世界の言語
第一世界と原初世界の人同士は、大人の事情も相まってか言葉が通じます。無理矢理設定を考えると、やはり古代時代の言葉を源流として、第一世界や原初世界、もっというと第十三世界の言葉として後世に残された可能性があります。
ヴォイド編では、ヤシュトラも似た予想を立てていたので、この説の可能性が高いと思われます。
世界の言語
エオルゼア語(共通語)以外にもいろいろな言葉が使用されています。三大州には「古エレゼン語」「古ララフェル語」「古ルガディン語」「シルフ語」「アルマジャ語」「マムージャ語」「サハギン語」「ゴブリン語」「バヌバヌ語」「アナンタ語」「ひんがしの国の古語」「古代ボズヤ語」「古代ダルマスカ語」などが存在します。
その他として、ミコッテ族が狩りに使う「狩猟言語」、第一世界には「妖精語」などがあります。
独特の言葉から「東方地域」や「ひんがしの国」には別の言語が存在してそうです。
古ルガディン語のみ公式フォーラムの世界設定の項目に「古ルガディン語辞典」が掲載されています。
ドラゴン語
1万年以上前に、竜星からハイデリン(アーテリス)へと渡った、ミドガルズオルムを始めとしたドラゴン族の言語です。長き年月をかけ余計な部分を削ぎ落とし、簡潔で効率的な言語になっています。
おそらく、竜星で使われていたドラゴン語とは別物になっていると思われます。
ウルティマ・トゥーレでオリジナルのドラゴン語が聞けますが、違いはわかりません。
また、ドラゴン語には共通語と似た単語があり、アラグ語以前にドラゴン語が語源になっている単語もあるという説を唱える言語学者もいます。
トラル共用語
原初世界、トラル大陸において、エオルゼア語を参考にして作られた共用語。トラル大陸では、複数の種族がバラバラの言語を使用していましたが、統一国家を興すにあたり、ひとつの種族の言葉を強要せず、世界で広く使われている言葉を参考にして共用語が作られました。
これにより冒険者はトラル大陸でも問題なく会話ができるようです。
また、文字に関しても各部族が受け継いできた文化を護るため、エオルゼア文字が使われています。
あくまで共用語は利便性を求めて成立させたものであり、自分たちの言葉ではなく「借り物の言葉」として「自分たちの言葉にしない」という点を強調しています。
世界の文字
エオルゼア文字
エオルゼア語が共通語なら、エオルゼア文字は「共通文字」と言ってもいいほど三大州で多く利用されています。
この文字はエオルゼアに流入してきたヒューラン族により発明され、その起源を辿ると、アラグ時代に使われていた文字とよく似ているようです。
エオルゼア文字のアルファベットは、大文字小文字26文字ずつあり、その他に数字や記号が存在します。
サンシーカーのミコッテ族は、26の氏族にエオルゼア文字を一文字ずつあてています。
アンドロイド「2B」たちの故郷との説もある「地球」という星で使われている言語に「英語」があります。
エオルゼアの単語は、例外はありますが地球の「英語」もしくは「古英語」とよく似た文字列になっています。
延夏字(やんさじ)
2000年以上前(エオルゼアでは第五星暦末期頃)、東方地域のヤンサや無二江流域で使われていた文字です。
「表語文字」と言われ、ひとつの文字にひとつの言葉、形態素を意味します。
この文字は、便利な文字ではあるものの、数千、数万の文字があり、覚えるのが非常に困難であります。
●忍者のジョブHUDの延夏字
忍者のジョブHUDにはなにやら文字のようなものが書かれています。
印を結ぶ時の「天地人」といえば、地球という星にいた孟子の「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず(天時不如地利。地利不如人和。)」の可能性があります。
それがそっくりジョブHUDに書いてあるのかもしれませんが、いまのところ断定はできません。
東方文字
習得が困難な延夏字に変わり登場したのが、東方地域のアルファベットでもある東方文字です。
もともとの文字は延夏字であり、延夏字の一部分を借りたり、崩して書いたのが東方文字と思われます。
尚、数字や記号はエオルゼア文字からの流用となっています。
主に縦書きで表し、地球という星の「日本語」と似たような文字列になっています。
当初は「クガネ文字」として伝えられていましたが、音節文字は「東方文字」、表語文字は「延夏字」と改められました。
ノルヴラント文字
第一世界のノルヴラント地方で使われている文字です。
正確には「ノルヴラント標準文字」というそうです。
エオルゼア文字と同じく、大文字小文字26文字ずつ存在します。
分かたれた世界では、文字も違うということがわかります。
ただし、前述の通りエオルゼアの言葉が通じ、地球という星の「英語」と似た文字列になっているという共通点もあります。
地球文字
2Bの故郷、地球で使われていると思われる文字です。
ラテン文字とも言われ、全て明らかになっていませんが、アルファベットとして大文字小文字26文字ずつあると推定され、その他、数字のようなものも確認できます。
この文字が「英語」としてエオルゼア文字やノルヴラント文字と対応しています。
天使文字
地球という星で、はるか昔の時代に使われていた文字、または暗号です。
なぜこの文字が再び使われているのかは不明です。
古代文字
古代時代に使われていたかははっきりしませんが、地図や一部イベントシーンなどに使われている文字です。
そもそも、この地図は誰が書いたのか、ということになり不思議な文字です。
エオルゼア文字のマイナーチェンジ版というくらいそっくりですが、微妙なところで違います。
この文字は、基本的に地球という星の「英語」と似た文字列になり、固有名詞は「ギリシャ語」になります。
その他
文字や言葉は東へ行くほど訛っていくという法則があるようで、ラザハンでは違ったフォントの文字が見受けられます。
ガレマルドでもエオルゼア文字が使われているので、そこまでエオルゼア語が浸透していることが窺えます。
また、バトルコンテンツの背景などに、文字のようなものがデザインされている場合があり、興味深いところです。