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FF14「ウルダハ」の研究

ウルダハの研究!

FF14「ウルダハ」の研究

ヴァリアントダンジョン「シラディハ水道」の実装に関連して、物語をより詳しく楽しむためにウルダハについて解説します!

ウルダハ概要

ウルダハ概要

ウルダハはアルデナード小大陸の南部にある、岩石砂漠地帯「ザナラーン」を領有する交易都市国家です。

王政

王政

ウルダハの元首は第二期ウル王朝、第十七代国王「ナナモ・ウル・ナモ」です。
現在判明している国の中で唯一「王」がいる国です。
他の「王」が居た国は共和制に移行していたり、国自体がなくなっていたりと、様々な理由で王政が廃止されています。
まだ判明していない国で「王」がいる可能性がある国は、北洋のルガディン族の故郷が考えられます。
他の君主は、皇帝がいる(いた)ガレマール帝国と、ミカドがいるひんがしの国です。
(パッチ7.0で追加された国家は連王制のようです)

歴代ウルダハ国王

歴代の国王は、ウル朝のララフェル族が務めています。
一時期、王の不祥事によりソーン朝のヒューラン族に王座を譲る時代もありました。

王政庁

ウルダハの王の政策を実現するための組織です。

八官府

法務官、財務官、公務官、政務官、商務官、軍務官、宗務官、宮務官の8名による実務を行う重臣です。

砂蠍衆

砂蠍衆

「王家の相談役」という名目で招集された、事実上のウルダハ議会ともいえる最高権力者集団です。
ウルダハ国庫へ高額寄付者上位6名から選出されます。
上記のウルダハ王政は衰退して久しく、政治の実権はこの砂蠍衆が握っているという状況になっています。
現在は、商人の自治を望む共和派が幅を利かせていて、王家に忠誠を誓う王党派は1名のみという構成です。

ウルダハの歴史

第五星暦:マハ

第五星暦:マハ

ウルダハの民、ララフェル・デューンフォーク族のご先祖様の歴史です。
もともとは南洋諸島で農耕民族として暮らしていたララフェル族は、交易を通じてエオルゼアへ進出してきました。
ララフェル族の一部は、第五星暦500年頃、今から約2600年以上前にヤフェーム平原にて魔法都市「マハ」の建国へ参加しました。
また、他のララフェル族は、バイルブランド島の海洋都市「ニーム」の建国に参加しますが、こちらは別の話です。

第五星暦800年頃に「シャトト・シャト」が誕生し「黒魔法」という新たな魔法形態を編み出します。
この頃のマハのララフェル族は「マハ系ララフェル族」と呼ばれ、命名規則はプレーンフォーク族と同じになっています。

第五星暦1200年半ばにエオルゼアで「魔大戦」が勃発し、それが引き金となり、それから約300年後に「第六霊災(水の災厄)」が発生します。
「ヴォイドアーク」による避難も計画されましたが、それも失敗に終わり、多くの犠牲者を出し、国も崩壊しました。

ベラフディア建国

ベラフディア建国

第六星暦初頭、第六霊災を引き起こした魔道士たちは、辺境に隠れ住んでいました。
やがて「マハ」のララフェル族は、エオルゼア南部ザナラーンへ進出します。
一方、「マハ」の一部の黒魔道士はギラバニアへ避難し、元アムダプールの白魔道士と協力して「赤魔道士」を誕生させました。
ただし、こちらはララフェル族とは限りません。

歴代ベラフディア国王

第六星暦700年頃、マハのララフェル族の子孫たちはザナラーンへ進出し、第六星暦737年(840年前)に「ベラフディア」を建国します。
第六星暦871年に、王ララフトIII世が失踪し、消息がつかめず、その王妃が女王となる事件も発生しています。

主にベラフディア後半の歴代の王が関わってきた事業といえば、国の守護神である「アーゼマ」を祀った「カルン埋没寺院」の建設です。
「埋没」という文言は、後の世の人々が付けた名前だと思われるので、正確な寺院名はわかりません。
最初に建設を始めたのはタタメフII世の時代であり、ララフトIV世まで続きました。
ララフトIV世の計画した、地下拡張計画は財政難により頓挫しています。
尚、ララフェル族の名前は砂漠の民デューンフォーク族の命名規則になっています。

第六星暦904年(673年前)、シャーレアンと契約を締結し、ベラフディアとザナラーン地方へエオルゼアで初めてエーテライト転送網が建築されました。

第六星暦964年(613年前)、時の王が病床に伏したことを機に、王位継承権を争っていた双子の王子ササウェフとササガンの間で内乱が起きました。
ササウェフ軍がエーテライトを利用中、ササガン軍がエーテライトを壊しササウェフ軍の兵士が地脈で行方不明になる事件が発生します。
翌年、シャーレアンはエーテライトを閉鎖しました。

第六星暦969年(608年前)、ササウェフ王子が「シラディハ」、ササガン王子が「ウルダハ」を建国し国は分裂しました。

ベラフディアは建国から232年で幕を閉じます。

二王国時代

二王国時代

二つに分かれた「シラディハ」と「ウルダハ」は、その後、二百年に渡って事あるごとに刃を交えました。

1162年(415年前)、時のシラディハ王「ララウェフ・シラ・タタウェフ」が行った治水事業により、「湧水の王」と称えられました。
ただし、ウルダハが水源としていた場所の上流から水を引いたので、ウルダハから憎悪の念を抱かれます。
これが後の「シラディハ水道」の元になったものと思われます。

1181年(396年前)、ウルダハの呪術師が「ゾンビーパウダー」を開発し、これを用いいてシラディハを滅亡させました。
二王国時代は218年続きました。

ソーン朝時代

ソーン朝時代

長年の因縁に決着を付けた時の王「ササガンIII世」は、ゾンビーパウダーを厳重に管理し、情報統制をしました。
1224年(353年前)、ウルダハの勝利から約40年後に、ヒューラン族貴族「バルドルフ・ソーン」が、ササガンIII世を糾弾し、マサラジャ牢獄へ幽閉させました。
周囲からバルドルフが王になるように願われ、渋々これを受けて、暫定的な王としてソーン朝が誕生します。

1267年(310年前)、バルドリック王の娘「エドヴィア」が失踪事件を起こしますが、これが後の「プリンセスデー」として伝わりました。

1270年(307年前)、ウルダハはかつてシラディハが存在していた場所へ遷都しました。

1353年(224年前)、シラディハ水道からゾンビーが湧き出した際には、アマルジャ族と手を取り合ってこれを駆除します。

1355年(222年前)、ソーン朝は歴史的役目を終えたとして、王位をウル王家の子孫へ返上し、第二期ウル王朝へ移行しました。

近代ウルダハ

その後のウルダハは、「アマジナ鉱山社」設立、魔法人形「マメット」の完成、「ハラタリ修練所」設立、民間航空会社「ハイウィンド飛空社」設立などと続いていきます。
1401年(176年前)には、「砂蠍衆」という助言役を招くという法律を施行し、事実上の最高権力機関となっています。

ザナラーンの地理

ザナラーンの地理

ウルダハが領するアルデナード小大陸南部「ザナラーン」の解説です。
エリアの配置は旧FF14を参考にし、多少拡大しています。

パガルザン

パガルザン草原とも言われ、アマルジャ族が羊やトカゲを追いながら遊牧民として暮らしている地域です。
ザナラーンの西側にあり、アマルジャ族とウルダハの民は基本的に敵対関係にあります。

シンダーフット

日本語クライアントでは、おそらく1回も登場していない地名だと思います。
英語版ではクエストのセリフで出てきたり、オリーブの名前にもなっています。
シンダーフット(Cinderfoot)の正式な日本語訳は不明です。
そこを流れる大河も、シンダーフットリバー(日本語訳不明)と呼ばれています。
まだエオルゼア地域にも未知の場所はたくさんあります。

霧凪岬

アルデナード小大陸最南端の岬で、その昔は交易を行う集落があったようですが、海賊に襲われて衰退したようです。

サゴリー砂漠

ザナラーンの殆どは岩石砂漠ですが、南部の方は砂砂漠になっています。
ミコッテ・サンシーカーのウ族の集落や、ゴールドソーサーなどがあります。

その他

ササバルとナナシャ

ナナモ女王の父と母であるササバルとナナシャについてです。
ナナシャは小さな商家の出身であり、王族のササバルと出会ったのは王宮主催の晩餐会でした。
1555年に二人は結婚し、翌年にナナモが誕生します。
カッパーベルで産出されたマカライト鉱石はナナシャの瞳の色と似ていたためか「ナナシャマカライト」と命名されました。
ウル朝の王族にはササと付く名前が多い中、ナナモは母親から引き継いだ名前と思われます。

1561年、ササバルとナナシャは東ザナラーンの帰路の視察からの帰路に、落石事故に遭い帰らぬ人となっています。
今となっては事故なのか陰謀なのかはわかりません。

国旗

国旗

母都市「ベラフディア」では、天秤の意匠に、力を表す「聖火」と知恵を表す「葡萄」を置いた国旗が使われていました。
これはカルン埋没寺院の天秤で有名です。
その後、分裂した「シラディハ」では、葡萄が引き継がれ、力を表す「大兜」と知恵を表わす「葡萄」が置かれています。
一方「ウルダハ」では、聖火が引き継がれ、富を表す「宝石」と、力を表す「聖火」が置かれています。
両国「力」を掲げていますが、シラディハの力は「武術」、ウルダハの力は「魔法」のようです。

法律

1559年に「獣人排斥令」が砂蠍衆によって施行されました。
もともとはゴブリン族商人を排斥することが目的で、施行後は都市内のほぼ全ての獣人が追放されたそうです。
ウルダハの商人のライバルとなり得るキキルン族、クリスタル商のシルフ族、古物商のゴブリン族、敵対しているアマルジャ族が対象です。
ガバガバ法なのでその4種族以外の獣人は対象外で、マムージャ族は追い出されません。