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FF14「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の研究

十二神の研究第二弾!

FF14「ミソロジー・オブ・エオルゼア」の研究

アライアンスレイドクエスト「ミソロジー・オブ・エオルゼア」を受けて、さらなる調査をしたエオルゼア十二神の解説です。
エオルゼア十二神の基本的な解説は『エオルゼア十二神と神話の解説』を御覧ください。

エオルゼア十二神おさらい

エオルゼア十二神

エオルゼア十二神とは、エオルゼアで古くから信仰されてきた十二柱の神々のことです。
都市国家、種族、部族、職業などで、十二柱の神々うち、ひとつの守護神を定めている場合が多くあります。
以下はパッチ6.3の「ミソロジー・オブ・エオルゼア」のストーリーまでの情報を元にした解説です。
まだの方は『エオルゼア十二神と神話の解説』をお読みください。

クエスト「ミソロジー・オブ・エオルゼア」

解放クエスト「委員会へのとある依頼

■受注場所
オールド・シャーレアン(X:9.1 Y:11.5)新顔のバルデシオン委員

■受注条件
パッチ6.1メインクエスト中


●アライアンスレイド攻略記事
  1. 「輝ける神域 アグライア」攻略
  2. 「喜びの神域 エウプロシュネ」攻略
  3. 「華めく神域 タレイア」攻略

このコンテンツをクリアした上で、この記事をお読みください。

ミソロジー・オブ・エオルゼアでの十二神

十二神とは何者なのか、エオルゼアの住民の多くは空想上の神と考えていたかもしれません。
また、一部の知識人はひとつの可能性として蛮神として顕現した偽神ではないかと思われていました。

その実態は、実在する神ということが判明しました。
過去、ルイゾワが神降ろしの秘術によって顕現させた十二神は、別物だと本人たちに否定されています。

エオルゼアには十二神が住む神域という場所が点在し、霊災などで周囲の環境エーテルが揺らいだ際、才ある人が十二神を目撃することもありえるそうです。
そうした目撃事例が、徐々に神話や伝承として伝わり、現在までのエオルゼア十二神として、確立していったと思われます。

始まりの幻域「オムファロス」

オムファロス

オムファロスは探検家のデリックが発見し、そのデリックが考えた名称です。
モードゥナがアルデナード小大陸の中心に位置することから、「へそ」という意味の古語から引用したそうです。

オムファロスの位置

オムファロスの位置

オムファロスからクリスタルタワーと、偏属性クリスタルのような丸いなにかが見えます。
それにより、オムファロスはモードゥナから見て西側にありそうですが、オムファロスから見てもモードゥナが西側にあるという不思議な現象になっています。
つまり、オムファロスのマップは東西南北があてにならないエリアなのかもしれません。


もし、オムファロスのマップの東西南北が正しくないとすると、位置の候補が絞れないので、オムファロスの場所の断定は諦めざるを得ません。
マップを約200度回転させた、モードゥナの西方面が妥当かもしれません。

登場する動物たち

登場する動物たち

十二神は神域の外で人に見られてはいけないというルールが存在します。
そうした条件があり、十二神が世界を覗く際の依り代として、動物の姿(ミニオンと同じ姿)を借り、人々の前に姿を現しています。

オムファロスに動物たちが放たれており、必要があれば、この動物たちを依り代として借りていくと思われます。


十二神の中でただひとり「オシュオン」だけは、人の姿を依り代としています。
案内役「デリック」がオシュオンの依り代だということを最後に明かします。

神域と七天

神域

神域とは十二神が普段住んでいる領域でエーテルバランスが崩壊しない限り人々には見えません。
七天は「七天と七獄」として、人々に伝わる神話です。
そのふたつの存在はほぼ同じものと考えられます。

ラールガーはラールガーズリーチにおいて、「この近くには、先にお前達の踏破した我らの神域がある」と話していたので、ラールガーとビエルゴの神域「雷天」はギラバニア方面にある可能性が高くなります。
ということは、他の神域も信仰のゆかりの地付近にあるのではないかと考えられます。
ただし、「星天」と「水天」はエオルゼアでの信仰の地は不明です。
水天はシャーレアンの植民都市があったドラヴァニアか、占星術師のジョブクエストで訪れたモードゥナかのどちらかです。

パッチ6.5のタレイアでは、水天はサリャク河のような場所でボスと戦ったので、低地ドラヴァニア付近が濃厚です。
星天はオムファロスへ戻ってきたので、モードゥナ付近にあると思われます。

占星術と天界

占星術と天界

シャーレアン式の占星術に用いられるアルカナと呼ばれるカードには、6つの属性の天界「六天」が描かれています。
世界樹は魔神セフィロトの信仰にも用いられていますが、よくある単語なので別物かもしれません。

七獄

神話には天界に「七天」と、地獄には「七獄」があるとされています。
七獄は「炎獄」「水獄」「風獄」「氷獄」「雷獄」「泥獄」「霊獄」が存在します。
現時点では未登場ですが、今後関わるかはわかりません。

十二神の役割

オムファロスにある神印が描かれているモニュメントを解析することによって、碑文が読めるようになりました。

十二神

我らは、星の意思によって存在せし者。
数多の人の祈りや思いは、我らを変じうる力となり得る。
ゆえに、くびきをここに記す。

ビエルゴ

建築を司る「ビエルゴ」の名を得し者。
朽ちゆく建造物を補強し、人の想像に助力すべし。

ラールガー

破壊を司る「ラールガー」の名を得し者。
星の原動を補強し、人の再起に助力すべし。

アーゼマ

陽光を司る「アーゼマ」の名を得し者。
生命育む光を補強し、真実を明白のもとへ晒せ。

ナルザル

地底を司る「ナルザル」の名を得し者。
地の底に隠れる鉱を瞬かせ、人の自尊に助力すべし。

ノフィカ

豊穣を司る「ノフィカ」の名を得し者。
地表を生命で満たし。人の安寧に助力すべし。

アルジク

重力を司る「アルジク」の名を得し者。
物質を星に留め、たゆまぬ人の邁進に助力すべし。

ハルオーネ

氷河を司る「ハルオーネ」の名を得し者。
溶けゆく氷河を押し留め、人の不屈に助力すべし。

メネフィナ

月を司る「メネフィナ」の名を得し者。
星と月、昼と夜を巡らせ、人が育む愛を見守るべし。

サリャク

河川を司る「サリャク」の名を得し者。
清き水を人へ巡らせ、人の叡智を澄み渡らせよ。

ニメーヤ

星を司る「ニメーヤ」の名を得し者。
移り変わる季節を補強し、人の巡り合わせに助力すべし。

リムレーン

海洋を司る「リムレーン」の名を得し者。
星が湛える潮を補強し、大海をも渡る人の協調に助力すべし。

オシュオン

山岳を司る「オシュオン」の名を得し者。
吹き降ろす大気を補強し、放浪によりて人の孤独に添え。

名を得ぬ者

監視を司る、名を得ぬ者。
与えられし使命を全うすべし。

碑文の意味

この碑文は十二神に与えられた役割が書かれていると思われます。
星の意思とはハイデリン、名を得ぬ者は月の監視者を指していると、賢人たちが予想しています。
現時点で月の監視者を訪れてもなにも話してくれません。


十二神と神話や信仰との関連性

ダラガブ

十二神にまつわる様々な神話や信仰は、人々の歩んだ歴史の中で創作されたものであり、実際の十二神とは異なることが多いと思われます。
明らかに実際の十二神の手ではないものとして、月の衛生「ダラガブ」から生まれた信仰、月神メネフィナの番犬「ダラガブ」があります。
月の衛生「ダラガブ」自体、第三星暦末期にアラグ帝国が打ち上げた人工物であり、メネフィナ自身が番犬ダラガブを扱うことは、おかしな状況といえます。

ひとつの説として、神の在り方に人の祈りが影響している、つまり、人々の信仰を十二神のほうが逆輸入しているのではないか。
または、デュナミスという「想いを動かす力」により、人々の信仰が、十二神に影響を与え、容姿や性質が変化していったのではないかと考えられます。

ただし、ハルオーネによると「人の通説では、私とノフィカが不仲だという説もあるようだな。それを信じるのも信じないのも、人の自由だ。」ということなので、全ての人々の信仰を取り入れているわけではないと思われます。
オシュオンの例の事件も取り入れてないかもしれません。

碑文の本当の意味

我らは、星の意思によって存在せし者。
数多の人の祈りや思いは、我らを変じうる力となり得る。
ゆえに、くびきをここに記す。

人々の信仰により、十二神自体が変化していってしまうため、元々の役割を忘れないように、碑文に残したと考えられます。

十二神の正体(パッチ6.5)

エオルゼア十二神とは、世界分割後、不安定化するであろう星の均衡を保つため、それぞれ異なる十二の権能を有した、ハイデリンに創り出された機構(システム)です。
十二神自体は創り出されたものですが、それらは「ヴェーネス派」と呼ばれる、ハイデリン(ヴェーネス)と考え方が同じ古代人たちを創造して生み出したもののようです。
ヴェーネス派というのは、アシエンたちのように古代人たちの世界を取り戻したいという考え方ではなく、「星を新たな命に託すべき」と考える者たちです。
いずれも、ヴェーネスが、人柄、能力、経験などを考慮し選びました。

十二神たちはオリジナルの個性だけでなく、人の神に対しての想い(デュナミス)により、長い長い時間の中で、今の形に「成っていった」ようです。

オリジナルの解説

以下はデリックが説明する、十二神のオリジナルの説明です。
あくまで十二神はハイデリンの創造魔法で創られたものであり、オリジナルと十二神は別人です。

ビエルゴ

ビエルゴのオリジナルは、建築物など、無生物的なものの創造魔法に長けていた。
その才が認められ、創造物管理局の幹部も努めていたんだが、あそこのトップはなんといか、……天真爛漫な人でね。
真面目な彼は、組織を支える支柱となっていたよ。


創造物管理局のトップというのは局長の「ヒュトロダエウス」のことでしょうか。

ラールガー

ラールガーのオリジナルは、ヴェーネスが旅先で意気投合したカ自慢らしい。
天より飛来した隕石から星を守るため、彼女と共にこれを撃ち砕くべく、旅に同行したんだとか。
壊神神話のルーツというわけだ。

アーゼマ

アーゼマのオリジナルは、人民管理局の司法部門に在籍していた上級職員だ。 そのあたりは、審理の女神に相応しい経験といえるだろう。 彼女は、アゼムの座の熱烈な支持者だった。 ヴェーネスや当代のアゼムに弟子入りしようと追いかけていたと、聞いたことがある。

人民管理局はアーモロートのマカレンサス広場の隣りにあります。

ナルザル

ナルザルのオリジナルは、俺の友人でね。 普段は商人として快活に振る舞っているんだが、物静かな鉱石マニアとしての側面も持っていた。 人がそんな彼を、双子の神として受け入れ始めたときには、かつての姿を思い出して、こそばゆい想いがしたものだ。

ノフィカ

ノフィカのオリジナルは、偉大なる造園家。 星の方々から集めた植物を育てる庭園の主だった。 優れた魔法の使い手でありながら、あえて創造魔法を使わず、庭を美しい花々で彩ったという。 彼女の庭には多くの者が見学に赴き、癒やしを得たと聞く。

アルジク

アルジクのオリジナルは、動植物を観察する天測園の職員で、寡黙だが心優しき、時魔法の名手だった。 ヴェーネス派の会合には、妹の付き添いで来ていたらしいが……いつのまにか議論の中心にいたのが印象的だったな。

天測園とはエルピスの「アナグノシス天測園」だと思います。

ハルオーネ

ハルオーネのオリジナルは、武人として知られた人物だった。 星に害を成す存在と化した創造生物を、狩る役目を担っていてね。その腕前から、秩序の維持を司る断罪者の座、パシュタロットの次期候補者にも、名を連ねていたそうだ。

パシュタロットとは十四人委員会の座であり、のちにアシエンを構成する組織になります。
ハルオーネは十四人委員会には入らなかったようです。

メネフィナ

メネフィナのオリジナルは、十二人の中でも最年少……。 アナイダアカデミアのラハブレア院に在籍する学生だった。 かの最高学府においても、神童と呼ばれる魔法の天才でね。 ゾディアークを、星から切り離し衛星に封印する術式は、彼女が編み出したものだという。

創造魔法を学び極めるために設立された学術機関が「アナイダアカデミア」です。
そこのラハブレア院の学生だったようです。

サリャク

サリャクのオリジナルは、アナイタアカデミアの学長だ。 得意分野に特化した研究院を構える面々を束ねる、学識と人格の持ち主……。 そう聞けば、どれだけの傑物かは伝わるだろうか。 まさしく森羅万象に精通した生き字引といったところさ。

アナイタアカデミアの学長を務めたいたようです。

ニメーヤ

ニメーヤのオリジナルは、アルジクとなった兄と同じ、天測園の職員だった人物だ。 おおらか、かつ好奇心旺盛で……ほかの職員からの信頼も厚かったらしい。 死者に花を手向けるという弔いを、最初に行ったとされている。

アルジクと共に、エルピスのクエストに出てきた兄妹の可能性が高くなりました。

リムレーン

リムレーンのオリジナルは、メタバシス六洋院という、海洋研究所て働いていた人だ。 とても職務に熱心で……ほかの者が不用意に観察中の海洋生物に触れようものなら、刃物を投げつけられるという噂があったくらいだ。

エルピスにある「メタバシス六洋院」で働いていたようです。

オシュオン

そしてヴェーネスと旅先で出会ったのが、俺のオリジナル。 当時の記憶はあまり残っていないが、焚き火を囲みながら、自由について語らった覚えがある。 オシュオンとしての想いはここに遺して、これからは人(デリック)として旅をしてみるよ。

月の監視者

最後に、月の監視者のオリジナルは……俺たちの中でも特に、ヴェーネスを大切に想っていたよ。そうでなきゃ、あの孤独な役目は務まらない。 あの人の眼はいつだって、ヴェーネスと同じ方向を見据え続けていたんだ。

本人は、かつて実在したある学者と言っていました。

まとめ

6.3時点

 というわけでパッチ6.5に続きます。
前の記事で書いたとおり、十二神の神話は全てではないにしろフィクション性が高いものと思います。
もちろん、元の十二神の役割に沿ったものなので、完全な間違いというわけではありません。

十二神の正体は、エルピスのNPCの誰かなのか、ヴェーネス派の12人なのかなどと噂されますが、パッチ6.5で明らかになると思います。

残る謎として、エオルゼア十二神はその名の通りエオルゼア地域の神々であり、他の地域では信仰されていません。
例えば東方地域においてアーゼマは、東方の信仰「天つ神」の一柱「太陽の神アマテラス」に変化したとは考えられないかなど、気になることはたくさんあります。
(設定本によると「アマテラス」という神自体は東方で信仰されています)
また、鏡像世界も人々の指針となる十二神的な存在が居ないと整合性が取れなくなります。
第一世界には「ノルヴラント十二神」のような神々が頑張っていたのかもしれません。
(ただし、霊災の起こっていない鏡像世界の人々には認識されてない可能性もあるので、いたとしても神にはならず元の姿のままかもしれません)

6.5

すべての謎がすっきり解決とまではいきませんが、十二神の成り立ちや、人に対する想い、十二神の目的が判明しました。
惑星ハイデリンに伝わる他の神は、とくに実在はせず、信仰で生まれた想像上の神なのかもしれません。
鏡像世界の十二神のような存在は、不明なままです。


エオルゼア十二神の基本的な解説は『エオルゼア十二神と神話の解説』を、それ以外の神々については『> 世界の神々の研究』を御覧ください。