トラル大陸の研究!
エオルゼアからはるか西方にあるという未知の大陸「トラル大陸」の解説です。
パッチ6.xまでの情報は『新大陸の研究』を御覧ください。
情報はパッチ7.1時点のものです。
統一国家「トライヨラ連王国」
グルージャジャが約80年前に興した国家「トライヨラ連王国」です。
連王
トライヨラ連王国の国家元首は、初代から現在の2代目まで、理王と武王の共同統治によって統治されています
初代は双頭のマムージャ「グルージャジャ」、2代目は「武王ウクラマト」「理王コーナ」です。
なお、必ずしも連王制をとらなくてもいいようです。
王室
前連王時代には、連王グルージャジャ、実子の第一王子ゾラージャ、養子の第二王子コーナ、養子であり末子の王女ウクラマトの4人が王室メンバーでした。
グルージャジャ妃は今のところ不明ですが、もしかしたら亡くなられているのではないかと推測されます。
そうであればトライヨラ国民にとっては当たり前の事実であり、改めて語られるようなことではないのかもしれません。
国章・国旗
トラル大陸において力の象徴でもあるヴァリガルマンダが描かれています。
公用語
トラル大陸では、世界的に広く使用されている「エオルゼア語」を参考にして作られた、「トラル公用語」が用いられています。エオルゼア語は地球の言葉に変換すると英語、古英語ベースなので、例えるならエオルゼア語がイギリス英語、トラル公用語がアメリカ英語のような関係になっていると思われます(あくまで例えです)。
文字は「エオルゼア文字」をそのまま使用しています。
各種族の文化を守るため、言葉、文字ともに「借り物」という扱いになっています。
通貨「ペル」
もともとはペルペル族が利用していた通貨です。1ペルはだいたい100ギルくらいの価値があります。
トラル大陸の都市
トライヨラ
トライヨラ連王国の首都で、ヨカ・トラル最北部ゾーゴー海峡沿いに位置します。
街の南部が海岸になっているため、世界地図には記載されないような湾岸部になっていると推測されます。
もともとこの地に建てられていたヨカフイ族の神殿をヴォロク連王宮として改築し、その周辺に労働者の街が形成されました。
街のつくりが鳥に似ているためか、鳥に関する地名が多くなっています。
ソリューション・ナイン
ソリューション・ナインが都市名かどうかは微妙ですが、エバーキープ第九層にある街です。
新生アレクサンドリア連王国の人々が暮らす塔状の施設「エバーキープ」にある最大の街で、施設の豊富さからどんなことでも「解決(ソリューション)」できることから名付けられました。
この他の層にもプロダクション・セブンなどの街が存在します。
トライヨラ連王国にとって領土を侵略された状態ですが、優しきトライヨラ王は気にしません。
トラル大陸の地理
トラル大陸は、冒険者が最初に訪れる「エオルゼア」から蒼茫洋を超えて遥か西方に存在します。
エオルゼアでは「新大陸」と呼ばれ、近年まではその存在自体が知られていませんでした。
南北に長い大陸になっていて、概ね東側は蒼茫洋、西側は瑠璃洋、北側は北極海域、南側は南極海域に囲まれています。
ゾーゴー海峡
トラル大陸の特徴といえば、南北に「サカ・トラル」「ヨカ・トラル」と2つの大陸が連なっていることです。
その2つの大陸の境目にはゾーゴー海峡と呼ばれる、海に亀裂が入った不思議な地形が見られます。
トラル大陸の神話では太古の昔に、二柱の神が戦ったとき、一方の神が倒れた衝撃で、大地に亀裂が入って、大陸が2つに分かれたと言われています(あくまで神話です)。
世界地図を見るとかなりの広範囲に亀裂が見えます。
海に亀裂が入り、海水が絶えず落下し続けている奇妙な場所であり、その原理は不明です。
しかし、惑星ハイデリン(アーテリス)には、オサード小大陸の南方に、「リドルアナ大瀑布」という似たような場所もあり、この世界では珍しいものではないのかもしれません。
サカ・トラルの地理
北トラル大陸(サカ・トラル)には、どちらかというと人間に近い種族が多く暮らしています。
南部ヨカ・トラルと比べ行けるエリアは少なく、ほとんどの場所は謎ですが、サカ・トラルの出身の人物が多い分、各地域の土地がなんとなく想像できます。
■シャーローニ荒野
現地の古い言葉で「導きの太陽」を意味する荒野です。
ここには主に「トナワータ族」や「ヘイザ・アロ族」などが暮らしています。
南端にはソーゴー海峡があり、ゾーゴー永結橋を渡るとトライヨラ――ヨカ・トラル側に移動できます。
近年発見された青燐水の発掘事業や鉄道事業など、急速に発展している場所です。
■ヤースラニ荒野
シャトナ族の言葉で「雲の乾く荒野」を意味しています。
現地の人々からは「障壁」と呼ばれる巨大なドームに囲まれた土地になっています。
ここにはもともと「トナワータ族」や「シャトナ族」などが暮らしていました。
■ローデニヘタ平原
荒野から東にある平原です。
「ヘイザ・アロ族」などが暮らしています。
20年以上前、理王コーナがペルペル族の商人に拾われた場所であり、おそらく、コーナの出身地と推測される場所です。
■その他
その他、サカ・トラルには、青魔道士の起源となる魔法を使う「ワラキ族」や、ヴァイパーの里、各祭器を扱う集落などが点在しています。
ヨカ・トラルの地理
南トラル大陸(ヨカ・トラル)には、獣人に近い種族などが多く暮らしています。
訪れることができるエリアは多いですが、南半球部分の土地のほとんどが不明になっています。
■オルコ・パチャ
大陸西部の山岳地帯です。
ここには主に「ペルペル族」や「ヨカフイ族」などが暮らしています。
なにより目立つのが、オルコ・パチャ最高峰、ヨカ・トラル最高峰、トラル大陸最高峰など、かなり表記揺れの表現方法がある「ウォーコー・ゾーモー」と呼ばれる山です。
■コザマル・カ
現地の古語で「虹の地」を意味しています。
ここには主に「ハヌハヌ族」や「モブリン族」などが暮らしています。
トライヨラから南方に位置し、オルコ・パチャを源流とするミヤカ・ペック河やイフイカ・トゥムなどの大河が北方向にに縦断しています。
■ヤクテル樹海
シュバラール族の言葉で「青の森」を意味しています。
ここには主に「シュバラール族」や「マムージャ族」などが暮らしています。
大昔に隕石が降り注いでできたセシュドロース・クレーターの上に、遠い年月を経て樹海が形成されました。
この規模の隕石というと、霊災の比ではないくらいの災厄が起きているはずなので、先史古代人文明よりもはるか昔である、数千万年前かもしれません。
ヤクテル樹海では、各地にセノーテと呼ばれる小さな池のようなものがあるのが特徴です。
■Ty'ak Tyak
ヤクテル樹海の南にある不明な場所です。
Yak T'elやTy'ak Tyakはマヤ語のような雰囲気の綴りです。
ヤクテルの「ak」は「アク」と読むので、素直に読めば「チャクチャク」になるかもしれません。
法則的にチャクチャク密林など日本語とセットになる可能性があります。
■その他
アルマジロの祭器を持つマムージャ族の集落が、ヨカ・トラルの南の方にあるらしいです。
周辺の海
■星屑海トライヨラ東部の海域です。
前理王グルージャジャは将来の食糧難に備え「理王魚」と呼ばれる外来魚を放流しました。
■Shades' Triangle
船の遭難事故が後を絶たない三角海域です。
特殊フィールド探索の舞台になる予定です。
■Grand Shallows
ヨカ・トラル東部の海域です。
広大な浅瀬が広がっている海を想像できます。
日本語ではそのまま「グランド・シャロウ」かもしれません。
■Fathomless Sea
ヨカ・トラル西部の海域です。
イメージ画像の可能性がありますが、世界地図ではゾーゴー海峡の亀裂がこの海域まで伸びています。
エオルゼア語(英語)で「底なしの海」を表し、訳として「千尋の海(ちひろのうみ)」をあてている場合もあるようです。
「千尋海(せんじんかい)」でも良さそうですが、いまのところ公式には一切不明です。
トラル大陸の歴史
トラル大陸の建国はぴったり80年前とする説もありますが、ここでは約80年前とし、実際の建国を77~78年前にしています。NPCのセリフにも「80年前」「約80年前」が混在していますが、後者に基づいて年表を作成しています。
以前の公式生放送で、FF14の時間は日曜日の日常アニメ時空という話があったため、黄金は新生から3年経過しているという説は採用していません。
約1000年前「ヨカフイ族の勢力の拡大」
エオルゼアの歴史においては、イシュガルドで竜詩戦争が始まったあたりの時代です。
1000年以上前、南大陸のヨカ・トラルは、大柄な民「ヨカフイ族」が支配していました。
ヨカフイ族は北大陸であるサカ・トラルへの侵略を試み、ゾーゴー海峡へ大橋を架けます。
その時造られたのが、大海溝の底に眠る神を起こさないように鎮めるための神殿(のちのヴォロク連王宮)と、ゾーゴー永結橋です。
当時のヨカフイ族の体躯は、グーフールー並みの大きさだったため、現在のヨカフイ族よりは作業がしやすかったと推測できます。
無事にサカ・トラルへの出征を果たしたヨカフイ族でしたが、現地の風土病に感染し、残念ながら失敗に終わります。
それ以来、ヨカフイ族の体躯は小さくなり、同勢力は衰えていくことにまりました。
一方、ヤクテル樹海に住んでいたヨカフイ族は、樹海の奥地に石切場(現天深きセノーテ)を拓きます。
その後、ヤクテル樹海に住んでいたヨカフイ族を中心に、黄金に輝く国の夢を見るようになります。
約500年前「ヨカフイ族の衰退」
トラル大陸で頂点に君臨していたヨカフイ族でしたが、勢力は衰え、各地から故郷であるオルコ・パチャの山岳地帯へ帰っていきました。
ヨカフイ族が去ったヤクテル樹海では、森の支配権をかけ、シュバラール族とマムージャ族の争いが始まることになります。
約80年前「トライヨラ建国」
トラル大陸の歴史が大きく動くターニングポイントとなる時代です。
ガレマール共和国のソルが幼少期を過ごしていた時期になります。
ケテンラムの渡来
エオルゼアの史実によると、第六星暦1498年、今から79年前、リムサ・ロミンサのゼーヴォルフ族の探検家「青のケテンラム」が、エオルゼアでは新大陸と呼ばれている「トラル大陸」を、冒険航海の末に発見します。その後、ケテンラムは新大陸の国家「マムージャ蕃国」の都マムークを訪問し、「皇帝」または「連王」とふたつの表記揺れが見られる国の長に謁見することになります。
第六星暦1498年、ケテンラムは新大陸での調査を一度終え、エオルゼアへと帰還しました。
そのときに、トマトなど多くの新大陸原産の種子や果実を持ち帰り、エオルゼアでも栽培されるようになったようです。
ケテンラムはその後幾度と新大陸を訪れましたが、航海の途中で行方不明となり、消息が途絶えました。
「マムージャ蕃国」とは、かつてマムークを中心に形成されたマムージャの国家を、エオルゼアに伝える際に用いた名称です。
転じて、現代では「トライヨラ連王国」を指す言葉として流用されているようです。
「連王」とは、誰を指すのかは不明ですが、グルージャジャの可能性が高いと推測されます。
(しかし、この時の連王はグルージャジャとは別のマムージャ族と考えたほうがしっくりきます)
ケテンラムはエオルゼアで広まっている「行方不明」という噂とは異なり、マムークで暮らしていたようです。
最初は、外つ国の探検家がグルージャジャに謁見するところから始まります。
探検家とはケテンラムのことで、マムークへ訪問し「連王」に謁見する場面だと推測されます。
グルージャジャはケテンラムと共に旅立ち、道中、多様な種族の仲間を増やしながら、「ペルペル族」「モブリン族」「ハヌハヌ族」などの問題を解決しました。
旅の後半では、伝説のトラルヴィドラール「ヴァリガルマンダ」と戦い、激闘の末、封印することに成功します。
グルージャジャ一行の旅の最後は、彼の地元のヤクテル樹海です。
この地では「シュバラール族」と「マムージャ族」が長きの間、森の支配権をかけて争っています。
グルージャジャはこの2つの種族を(シャブルク・ピビルを作らせ)仲裁し、融和を実現させました。
いい話ですが、マムージャ側の連王が、他人事のように解決に導くというのはどうかとも思います。
(愛用の見聞録から察するに、当時マムークの連王は別にいて、次代連王として育てられている最中にケテンラムと出会い旅に出たと推測します)
ヤクテル樹海の争いの終結をきっかけに、グルージャジャは「トライヨラ連王国」を建国することになります。
おそらく、この時点では北部大陸であるサカ・トラルへは進出していません。
建国までの物語を描いたトライヨラ叙事詩もサカ・トラルは書かれていないため、建国後にサカ・トラルへ進出し、トラル大陸全土を統一したと考えられます。
約20年前、シャーレアンのバルデシオン委員会のガラフ・バルデシオンは、連王グルージャジャからの黄金郷の調査依頼を受け、ヤクテル樹海の奥地「天深きセノーテ」で発見された、「扉」へ向かいました。
なんの因果か扉は開かれ、扉の中から現れたララフェル族らしき人物2人に、「人工物(鍵)」「耳飾り」「赤子」を託されます。
ガラフたちは扉を封印し、扉の先に黄金郷があると結論付けました。
第七霊災から5年経過し、現在の光の戦士が各地で英雄として名を馳せる時代です。
三大州をほぼ手中に収めていたガレマール帝国は瓦解し、世界を絶望へと変えた終末の災厄と呼ばれる現象に終止符を打ちました。
同時期にトライヨラでは、内容は不明ですが「武闘大会」が開催され、祝福の子、双頭のバクージャジャが優勝しました。
また、ゾラージャの従者であるサレージャは、トライヨラの王宮から「鍵」と呼ばれる人工物(アーティファクト)を盗み出していました。
扉の前でゾラージャは、謎の声を聞き、その提案に従います。
この時点では、扉はまだ開いていないと思われます。
サレージャが持ち出した「鍵」は、黄金郷へ通じる「扉(ゲート)」を開けるための鍵ではないと推測できます。
「扉」を開けるには、認証できるコードが必要になり、クルルが持つ「耳飾り」が、扉の鍵としての役割を持っていると考えられます。
ゾラージャは「扉」から聞こえてきた、謎の声をヒントに、ヤースラニ荒野で「鍵」を用いて、巨大なドームを出現させ、局所的な世界統合を実現させました。
その後、暁により、クルルの「耳飾り」で黄金郷への「扉」は開かれますが、現在も開きっぱなしになっているため、そこへサレージャが侵入したと推測できますが、これはまた別の話です。
マムークに国があった頃の儀式だと思われます。
トライヨラ連王国ではそれに倣い、候補者同士で競わせて次代の王を決めるレースを開催したようです。
長き時を生き、規格外の力を得た獣のことを「大地を掌握する者(トラルヴィドラール)」と呼ぶそうです。
手にした者は、その能力を自由に引き出して使えるそうです。
南洋諸島周辺に住んでいるララフェル族は、航海術に長けているので、トラル大陸まで行っていてもおかしくないと思われますが、惑星ハイデリンのちょうど反対側なので、遠すぎたのかもしれません。
それに、もしトラル大陸に流入していたら、ペルペル族のトラル大陸で一番小柄な種族というアイデンティティが失われてしまいます。
(ただし、第五霊災際にトラル大陸に行ったララフェル族がいた可能性もあります)
ミララ族はまた別の発祥の種族です。
北洋周辺に住んでいるルガディン族も航海術に長けていますが、比較的トラル大陸と近いにもかかわらずトラル大陸にはいないようです。
空が燃えるような本格的な終末現象が起きたのは、豊穣海から北方へ広がり、ガレマルド極北付近までです。
初期消火が早かったため、終末現象は部分的で収束したようです。
他の地域では、強い絶望を持った人が偽神獣と呼ばれる終末の獣に変化した事例が見られました。
もしかしたら、トラル大陸にも偽神獣が出現したかもしれませんが、トラルヴィドラールと間違われ、知らぬうちに討伐されている可能性があります。
「マムージャ蕃国」とは、かつてマムークを中心に形成されたマムージャの国家を、エオルゼアに伝える際に用いた名称です。
転じて、現代では「トライヨラ連王国」を指す言葉として流用されているようです。
「連王」とは、誰を指すのかは不明ですが、グルージャジャの可能性が高いと推測されます。
(しかし、この時の連王はグルージャジャとは別のマムージャ族と考えたほうがしっくりきます)
ケテンラムはエオルゼアで広まっている「行方不明」という噂とは異なり、マムークで暮らしていたようです。
グルージャジャ一行の冒険
後に「トライヨラ叙事詩」として語り継がれる、グルージャジャ一行の旅物語です。最初は、外つ国の探検家がグルージャジャに謁見するところから始まります。
探検家とはケテンラムのことで、マムークへ訪問し「連王」に謁見する場面だと推測されます。
グルージャジャはケテンラムと共に旅立ち、道中、多様な種族の仲間を増やしながら、「ペルペル族」「モブリン族」「ハヌハヌ族」などの問題を解決しました。
旅の後半では、伝説のトラルヴィドラール「ヴァリガルマンダ」と戦い、激闘の末、封印することに成功します。
トライヨラの建国
グルージャジャ一行の旅の最後は、彼の地元のヤクテル樹海です。
この地では「シュバラール族」と「マムージャ族」が長きの間、森の支配権をかけて争っています。
グルージャジャはこの2つの種族を(シャブルク・ピビルを作らせ)仲裁し、融和を実現させました。
いい話ですが、マムージャ側の連王が、他人事のように解決に導くというのはどうかとも思います。
(愛用の見聞録から察するに、当時マムークの連王は別にいて、次代連王として育てられている最中にケテンラムと出会い旅に出たと推測します)
ヤクテル樹海の争いの終結をきっかけに、グルージャジャは「トライヨラ連王国」を建国することになります。
おそらく、この時点では北部大陸であるサカ・トラルへは進出していません。
建国までの物語を描いたトライヨラ叙事詩もサカ・トラルは書かれていないため、建国後にサカ・トラルへ進出し、トラル大陸全土を統一したと考えられます。
約20年前
約20年前、シャーレアンのバルデシオン委員会のガラフ・バルデシオンは、連王グルージャジャからの黄金郷の調査依頼を受け、ヤクテル樹海の奥地「天深きセノーテ」で発見された、「扉」へ向かいました。
なんの因果か扉は開かれ、扉の中から現れたララフェル族らしき人物2人に、「人工物(鍵)」「耳飾り」「赤子」を託されます。
ガラフたちは扉を封印し、扉の先に黄金郷があると結論付けました。
第七星暦元年
第七霊災から5年経過し、現在の光の戦士が各地で英雄として名を馳せる時代です。
三大州をほぼ手中に収めていたガレマール帝国は瓦解し、世界を絶望へと変えた終末の災厄と呼ばれる現象に終止符を打ちました。
勇連隊の遠征と武闘大会
ゾラージャ率いる勇連隊は、サカ・トラル中部のトナワータ族の村ユウェヤーワータに出現したトラルヴィドラールを討伐しに向かいます。同時期にトライヨラでは、内容は不明ですが「武闘大会」が開催され、祝福の子、双頭のバクージャジャが優勝しました。
サカ・トラルに巨大ドームが出現
継承の儀に敗北したゾラージャは、ケテンラムから奪った石板(秘石)を用いて、ヤクテル樹海の奥「天深きセノーテ」にある黄金郷への「扉」へとたどり着きました。また、ゾラージャの従者であるサレージャは、トライヨラの王宮から「鍵」と呼ばれる人工物(アーティファクト)を盗み出していました。
扉の前でゾラージャは、謎の声を聞き、その提案に従います。
この時点では、扉はまだ開いていないと思われます。
サレージャが持ち出した「鍵」は、黄金郷へ通じる「扉(ゲート)」を開けるための鍵ではないと推測できます。
「扉」を開けるには、認証できるコードが必要になり、クルルが持つ「耳飾り」が、扉の鍵としての役割を持っていると考えられます。
ゾラージャは「扉」から聞こえてきた、謎の声をヒントに、ヤースラニ荒野で「鍵」を用いて、巨大なドームを出現させ、局所的な世界統合を実現させました。
その後、暁により、クルルの「耳飾り」で黄金郷への「扉」は開かれますが、現在も開きっぱなしになっているため、そこへサレージャが侵入したと推測できますが、これはまた別の話です。
その他
継承の儀
もともとは双頭マムージャ族同士が、マムージャ族の王を決めるための儀式でした。マムークに国があった頃の儀式だと思われます。
トライヨラ連王国ではそれに倣い、候補者同士で競わせて次代の王を決めるレースを開催したようです。
トラルヴィドラール
トラル大陸の生物の中には、ときおり種の限界を超え、本来は持ち得ない、異質な力を有する個体が現れ、生態系を脅かすことがあります。長き時を生き、規格外の力を得た獣のことを「大地を掌握する者(トラルヴィドラール)」と呼ぶそうです。
祭器
トラル大陸各地に住まう部族が、数百年前から代々受け継いできた宝で、各部族が象徴と仰ぐ動物のトラルヴィドラールの魂が封印されています。手にした者は、その能力を自由に引き出して使えるそうです。
トラル大陸にいない種族
獣人種族以外で、トラル大陸の原住民にいない種族は「ララフェル族」「ルガディン族」「エレゼン族」「ガレアン族」です。南洋諸島周辺に住んでいるララフェル族は、航海術に長けているので、トラル大陸まで行っていてもおかしくないと思われますが、惑星ハイデリンのちょうど反対側なので、遠すぎたのかもしれません。
それに、もしトラル大陸に流入していたら、ペルペル族のトラル大陸で一番小柄な種族というアイデンティティが失われてしまいます。
(ただし、第五霊災際にトラル大陸に行ったララフェル族がいた可能性もあります)
ミララ族はまた別の発祥の種族です。
北洋周辺に住んでいるルガディン族も航海術に長けていますが、比較的トラル大陸と近いにもかかわらずトラル大陸にはいないようです。
終末の災厄
トラル大陸で終末の災厄が起きていたかは現時点では不明です。空が燃えるような本格的な終末現象が起きたのは、豊穣海から北方へ広がり、ガレマルド極北付近までです。
初期消火が早かったため、終末現象は部分的で収束したようです。
他の地域では、強い絶望を持った人が偽神獣と呼ばれる終末の獣に変化した事例が見られました。
もしかしたら、トラル大陸にも偽神獣が出現したかもしれませんが、トラルヴィドラールと間違われ、知らぬうちに討伐されている可能性があります。